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2017年6月12日 (月)

日本経済新聞社編『マネジメントの名著を読む』日経文庫

新しい知というのは、今ある知見同士の「新しい組み合わせ」で生まれるのです。

『戦略サファリ』

  • 1960年代に主要な考え方が発表され、現在の学術研究では見向きもされなくなったデザイン・スクール
  • 戦略とは事前に計画されるものではなく、実際にビジネスを進めて顧客の反応を知り、現場の声を聞き、試行錯誤の上にわき上がってくるものだ
  • 今のグーグルの事業モデルの柱となっている広告とページランク・システムの仕組みを先行して生みだしたのは、オーバーチュアという会社です。
  • 彼が厳しく批判するのが、ポジショニング・スクールです。
  • 我々が気をつけるべきは、一つの理論にこだわる余り視野が狭まることです。
  • 10スクールのどれを適用するかは、組織の発展段階で異なる。

『競争の戦略』

  • 経営学でいう「競争優位」とは、まさに独占に近い地位を特定領域で築くことです。
  • ポーターはまず、「5つの力」という概念をもとにした業界構造分析を通じて、競争優位をつくれる状況にあるかどうかを判断します。そのうえで、どのような基本戦略を選ぶべきかを定めるというアプローチをとります。
  • ポーターの枠組みに沿って言えば、参入障壁は高く、撤退障壁は低く、代替産業との距離は遠く、川上(売り手)や川下(買い手)の業界よりも交渉力の高い状態にあることが望ましいのです。
  • 『競争の戦略』におけるポーターの理論は事業戦略の方を扱うものとなっています。

『ブルー・オーシャン戦略』

  • 「戦略より戦術」を合言葉にしていたリクルート
  • 資源の少なさや抵抗を言い訳にしない
  • 聞き上手の人は、基本的に「人間の内面は、そう簡単に理解できるものではない」という認識を持っている。

『イノベーションのジレンマ』

  • 偉大な企業は正しく行動するがゆえに、やがて市場のリーダーシップを奪われてしまう。
  • イノベーションによる性能改良は、顧客の要求(ニーズ)の上昇よりはるかに速いペースで進む。
  • 破壊的イノベーションによる製品は、中心のユーザーではなく、一部の新しいユーザーに評価されることで市場に参入します。

『マネジメント』

  • 予期せぬ顧客や使われ方が現れた時、またはその逆に、当然使ってくれるだろうと思っていた顧客が使ってくれなかった時には、そこには大きなチャンスが潜んでいることが多い。
  • 企業は業績に貢献しない活動を切り捨てることによって成長する。業績に貢献しない活動は企業の力を枯渇させるだけである。

『ビジョナリー・カンパニー』

  • ビジョナリー・カンパニーの究極の製品は「企業そのもの」であり、すばらしいアイデアにとらわれすぎると、組織づくりがおろそかになりがちというのがコリンズの洞察です。
  • コリンズによると、偉大な企業へと飛躍した企業は、経済的原動力を強化する鍵を、「〇〇当たり利益」というシンプルな財務指標に結晶化させています。

『プロフェッショナルマネジャー』

  • 経営は「アート」であり、「サイエンス」ではない。
  • 流行の「理論」に惑わされることなく、本質を見よ。
  • 経営とは成果以外の何物でもありません。
  • 本を読むときは、初めから終わりへと読む。ビジネスの経営はそれとは逆だ。終わりから始めて、そこへ到達するためにできる限りのことをするのだ。
  • 優れた経営にアメリカも日本もない。
  • エグゼクティブとしてすることになっている仕事を本当にやっているなら、彼の机の上は散らかっているのが当然。
  • 経営者たるもの「人生の快適な面を放棄する決意と高い職業意識が自分にはあるだろうか」を自ら問うべし。
  • ドッグ(負け犬)がドッグになったのも、経営者の失敗の結果だ。それを低成長・低利益とみるや見切って売れというのは、経営責任の放棄に他ならない。

『巨象も踊る』

  • 米国の取締役会は日本とは異なり、CEO以外は社外の取締役です。
  • 日本で社外取締役の活躍の場が少ない理由の一つとして、「自社の事業のことを知らない」ことが挙げられます。

『ウイニング 勝利の経営』

  • 経営の第一歩は「現実をよく知る」です。
  • 競争相手のことなんかどうでもいい。社内でコミュニケーションが取れないことのほうが、よっぽど恐ろしい敵だ。
  • コミュニケーションの成否は、受け手側がどう受け取るのかにかかっているのです。
  • 大まかな方向性を決めて、死に物狂いで実行する。
  • 勝ちたいのなら、戦略についてじっくり考えるよりその分、体を動かせ・・・・・適材適所そしてベストプラクティスを採用して、常に改善を加えていくことだ。
  • 戦略とは単純に『あ、そうか!』を見つけ、大まかな方向性を決め、適切な人を配置して、しつこく、たゆまなく改善をしていくこと、それだけのことだ。これ以上複雑にしようとしたって、私にはできない。
  • 考え抜くのは大変な仕事だ。だから、はやり(の経営手法)で済まそうとしてしまう。
  • 世の中の50%の人に嫌われていなかったら、差異化の取り組みが甘いのだ。

2017年5月29日 (月)

フィリップ・デルヴス・ブロートン『ハーバードビジネススクール 不幸な人間の製造工場』日経BP社

会計学においては、規則に固執することよりも常識を働かせることのほうがはるかに重要なのだ。

中国のような土地でビジネスをしてみるまでは、それについていくらもったいつけて話し合ってみても無駄。

経験だけが唯一、信用するに足る保守的な測定基準で、それ以外は空虚な数学的思考の所産なのだ。

ミヒール・デサイ教授が、自分の母親に説明できないなら、それはちゃんとファイナンスを理解していないことだと言っていた。

ある人物がどういう人間かはその人の銀行取引明細書とクレジットカードの使用明細書見ればわかる。

トヨタは何ごとをも取るに足りないこととして片づけなかったために、あれほどの成功をおさめたのである。

ビジネスは、潜在的に不実で嘘つきで泥棒根性を持った人間の営みであるという事実から逃れることができない。

代替案のない決定は、破れかぶれのギャンブラーの一投に等しい。たとえそれがどれほど考え抜かれたものであってもだ。

2017年5月24日 (水)

波頭亮『経営戦略論入門 経営学の誕生から新・日本型経営まで』PHPビジネス新書

経営のテーマが〝内から外へ〟と転換することによって、「経営戦略」という言葉が生まれた。

1960年代は経営戦略論が誕生した時代と見なすことができるのである。

ホフステッド指数

このグルッと回った矢印がポーターの5フォースフレームワークのシンボルである。

2017年5月19日 (金)

養老孟司『死の壁』新潮新書

もともとギムナジウムという言葉は「裸」を意味していたのです。

クラウゼヴィッツが『戦争論』で書いている通り、戦争に外交の手段という側面は間違いなく存在しているのです。

間引きに代表されるように、暗黙の了解のうえで目をつぶることがあったのです。

生きがいとは何かというような問いは、極端に言えば暇の産物なのだ、と。本当に大変なとき、喰うに困っているときには考えないことです。

2017年5月17日 (水)

田中弘『会計学はどこで道を間違えたのか』税務経理協会

戦後、わが国に移植された英米会計について、多くの会計学者が真摯な研究を続けた結果、近代(英米)会計の理論構造や考え方がほぼ解明されたことである。

わが国の会計は、制度も基準も英米のものを「輸入」したものであるが、わが国の経済環境に合うとか、わが国の風土や土壌に適合しているという理由で輸入したものではない。

資産除去債務・・・買った資産が100億円だというのに、BSに110億円と書くのは、普通の経済感覚を持った人ならだれもが「おかしい」と感じるのではないであろうか。

「連単分離」は世界の常識である。

資産負債アプローチが底なし・上限なしの損益計上(つまり利益操作)ができるのに対して、収益費用アプローチはキャッシュ・フロー(収入額と支出額)の範囲内でしか収益・費用を計上できないというリミッターが付いている。

日本企業が内部留保を高めるのは、一つには研究開発のための資金を用意することにあり、また不測の事態に備えるためである。

アメリカでは「概念フレームワーク」には会計基準としての拘束力を与えていない。

アメリカは、日本と同様に「細則主義」、つまり、細かなところまでもルールブックに書かれないと企業の会計報告ができない。

IFRSをそのまま採用しているのは、オーストラリア、ニュージーランド、香港地区という、昔のイギリス植民地だけである。

果たして、「IFRSに準拠して計算した包括利益」は、「当期純利益」よりも経営者の儲けの実感に近いのであろうか。

「公正価値会計」といった、伝統的な会計観からかけ離れた財務報告が(金融界はともかく)製造業には向かいないことが分かるにつれて・・・・・

会社法上は、連結は個別財務諸表を補足するための「参考資料」でしかない。当期の純利益を確定したり、その利益を誰にいくら分配するかを決める情報を提供したりといった利害調整機能は連結にはない。会社法上の連結財務諸表(連結計算書類)には情報提供機能しかないのである。

2017年5月15日 (月)

蓮實重彦・山内昌之『20世紀との訣別・・・歴史を読む・・・』岩波書店

ヘーゲルやマルクスが歴史的必然性という名の「法則」を見出した・・・・・そのヨーロッパ中心主義的な図式から抽出された「法則」は非ヨーロッパ世界のイスラームやアジアにそのままあてはまるものではありません。

宇野弘蔵の『経済学方法論』を読んでマルクスの『資本論』を原理論として理解すれば「経済法則」が抽出されるという指摘に感心したことがあります。

マンハイムを批判したアメリカの社会学者マートンが「一般大衆の知識状態」も「思想」の一形態だと述べたように、ある集団あるいはその一部が特有の「思想」や「知識」を特定の歴史事象についてもつことはありうるからです。

フランス史というものは存在せず、すべてはヨーロッパ史だ・・・・・ヨーロッパ史というものは存在せず、すべては世界史だ。

地中海への関心は、やはり中東・アフリカの植民地制服から来るんですね。

サルトルはドイツ占領下のパリをくまなく知っている。

アルレッティーはといえば、これはドイツ将校との熱烈な恋で浮名を流すことになる人ですし、・・・

綱吉将軍の時代、竹島に渡った日本の漁船と朝鮮人が衝突して談判になった時、儒者の林鳳岡が『日本書紀』や『三国志倭国伝』や『梁書』に竹島が出ていることを知らず、朝鮮側との論戦で屈したというのは残念な一例です。

2017年5月 8日 (月)

音部大輔『なぜ「戦略」で差がつくのか。』宣伝会議

経営戦略論の中でも戦略計画学派といわれるイゴール・アンゾフやアルフレッド・チャンドラーたちにとっての戦略思考は、不確実な外部環境への適応方法を示すものだった。

戦略を定義付ければ、「目的達成のために資源をどう利用するかの指針」となる。

戦略がある利点

  1. 効率的に資源を運用することで、効果的に目的を達成することができる
  2. 経験値を獲得できる
  3. 意思決定に役立つ
  4. 計画に一貫性と安定性が出る

達成すべき目的があり、資源が有限である場合に戦略が必要になる。

ヴィジョンとの違いは、ヴィジョンが目的の一形態として状態を示しているのに対して、理念は考え方や方針を示すことが多そうだという点である。

「目的」は効果的な再解釈をもたらし、結果的に解釈の余地がない「目標」となるのである。

戦略は目的と資源に規定される概念である。つまり、資源に基づいて戦略は定義される。

戦略があることで、目的が明確になる。少なくとも、なにが目的かわからないという事態は避けられる。

2017年4月27日 (木)

井原隆一『社長の財学』日本経営合理化協会出版局

ケチケチ作戦を余儀なくされているのは、好調時にその原因がある。

時間がたてばたつほど解決は困難になる。

天から盗み、歴史から盗むなどは大いにすすめてしかるべきもの。

「天井知らずだ」「相場は相場にきけ」というような声がでるようになったっら売りにかかれ。

会社の善し悪しは無言に宣伝効果をも左右しているといえる。

厳しさから発想すれば道は自ら開けてくる。

財産に依存しない、学問に依存しない、一攫千金に依存しない。

あくまで収益の根源は、定款に定める事業から生みだすことに徹すべきである。

利口ぶってやっていたことは、かえって愚か者がやったのと同じ結果になり、バカがやっていたと思われたことが、結果をみると利口者がやったことになっている。

最初から最少人員にすれば、選ばれた者は選抜された誇り、優越感を抱き、責任を自覚することになる。〝俺がやらねばだれがやる〟という気力もでてくる。

人間だけがもつ競争本能を抵抗なしで呼び起こす、ということが管理者の任務といえるからだ。

賞与は早いほうがいいし、罰は慎重がよい。

賞は下に厚く、罰は上に重くするのがよい。

まず、地位を与えよ。

固定費という項目をなくせ。

〝原価〟計算を〝減価〟計算に改めよ。

困難なことは、容易なうちにやり、大事になりそうなことは、小さなうちに始末しなさい。

人間としての道を守り通そうとする者は、一時的には不遇で苦境に立たされることもある。権勢におもね、へつらう人間は、一時的には栄進もするし、虎の威を借りて居心地もよいが、やがては永遠の孤独に苦しむことになる。

節約はまず君主から。

預金がないから貸さないのではない。少しの預金もできない人間に貸さないのである。

事の起こる前に誠実でなくて、事の起きたあとに誠実なことをいっても、人は疑って信ずることはない。

部下を奮い立たせるきめ手は、将自ら必勝を信ずることにある。

死中に生を求めてこそ、生を得ることができるのではないか。

危機は好機。

バブル不況は、不況とはいえない。異常だったバブルが破れて、正常にもどったもの。

はじめてから考えろ。

能力に応じて人を使え。

都井清史『業種別エキスパート経営分析』きんざい

大企業では比率分析、中小・零細企業では実数分析が中心。

売上高経常利益率と総資産回転率は、一方を高めようとするともう一方は低くなるトレード・オフの関係にあります。

在庫の回転期間の短縮と売上債権回転期間の延長の二つが同時にみられた場合には、十中八九、翌期売上げの先取りを意味しています。

経営は在庫に始まり在庫に終わる。

労働生産性が向上すれば、労働分配率を高めずに賃金水準を引き上げることができる。

2017年4月25日 (火)

原田國男『裁判の非情と人情』岩波新書

裁判官は、多くの文芸作品や小説を読むべきである。・・・・・人間観察の力がないと、理屈だけの薄っぺらい裁判官になってしまう。

検察は、警察官の偽証をまず起訴しない。

裁判官の一番欠けたところは、世情と人情に疎いことだろう。

マスコミは、えてして、裁判官を権力側に、裁判員をこれに対抗する市民の代表側にそれぞれ位置付けたがる。しかし、現実には、裁判員も権力側に立つ。

団藤重光先生がアメリカ連邦最高裁判所を訪れた際、九人の裁判官の椅子の大きさと形がそれぞれ違っていることに感銘を受けた・・・・・。

良心に二つはない。

2017年4月24日 (月)

古市憲寿『古市くん、社会学を学び直しなさい!!』光文社新書

「社会学」という言葉は、一九世紀にフランスのオーギュスト・コントが作った。

古典のもとになっている古典を読んで、みんながそれをどう応用したのかを比較することが大切なんです。

プラトンは一種の宗教だと思うし、・・・

いろんな人がプラトンやアリストテレスをもとにして、「こんなふうにも使える、あんなふうにも使える」と応用してきた歴史がある。

社会学を含む社会科学は、メタフィジックス(形而上学)ではなく、エビデンスにもとづく経験科学だということです。

アカデミック・ランゲージは、一定のテンションを維持しないと、書き続けられない。

私は「仮説」とは何かを学生に説明するときは、「あなたの思い込みと偏見のこと」だと言っています。

大谷英暉『消費税の歴史と問題点を読み解く』幻冬舎ルネッサンス新書

歴史的にハイパーインフレが発生した国は、第一次世界大戦後のドイツと第二次世界大戦後のハンガリー、二一世紀初頭のジンバブエの三つのみで、どのケースも戦争や革命、独裁者の暴挙によって国内の生産設備が壊滅的な被害を受けたことが背景になっている。

国債の多くを外国人が保有するギリシャは「将来の世代に負担をつけ回している」と言えるが、国債のほとんどを自国で処理している日本は、右のポケットに資産、左のポケットに借金を持っていることになる。これらを相殺してしまえば、将来の世代が借金を負担する必要はないのである。

2017年4月17日 (月)

安斎育郎『人はなぜ騙されるのか』朝日文庫

われわれが人生で出合うすべての問題が科学的あるいは合理的なものの見方・考え方で処理できるわけではない。

奇術とは、常識の虚をつく錯覚美化の芸術である。

霊は人々の観念の世界に住みつき、・・・

相対性理論によれば、物体は光の速さでは移動できないから、・・・

基礎的な概念や事実関係をさえろくに記憶していないようでは、体系的な学習の進歩など到底おぼつかない。

フェスティンガーは、人間は「すでにもっている認知と不協和関係にある認知に出合うと、その不協和を解消する方向に行動する」と考えた。

夢という言葉は、「こうありたい」という期待をこめて使われる場合と、「所詮こうはなるまい」という非現実的なむなしさをこめて使われる場合がある。

「わだつみ」は「海の神」を意味する。

オウム真理教団の狂気は、オウム自身の発明品というよりは、本質的には過去の人類の狂気の体験の縮小再生産のようにも見える。

信仰は消え失せても、習慣の鎖を立つことを人はためらうものだ(マレーネ・ディートリヒ)。

仏教の本来の立場は「霊魂不説」だ。つまり、仏教は「霊を説かない」のだ。

上野千鶴子『時局発言! 読書の現場から』WAVE出版

民主主義はひとつではない。代議制民主主義(代表制民主主義とも間接民主主義とも呼ばれる)は、民主主義の不完全な形式のひとつだ。代表制民主主義とは、エリート(選良)政治であることで衆愚観に立ち、政治参加を4年に1回の投票に制限することで、市民の政治参加を促進するよりは抑制するシステム。

それにしても保守は世代交代に成功したが、対抗勢力は世代交代に失敗した。

「格差」は合理的根拠のある違い、「不平等」は正当化できない差別を言う。政府が「格差」を使っても「不平等」と決して言わないのはそのせいだ。

おひとりさまが生きやすくなった理由のひとつに結婚とセックスとが分離したことがある。それまでは、結婚はセックスのライセンスだった。そしていったん契約したら、契約相手(配偶者と呼ばれる)以外との恋愛やセックスは、契約違反(不倫と呼ばれる)ということになっていた。

作家・・・・・最後の職業。死刑囚でもなれる。(村上龍)

2017年4月13日 (木)

全在紋『会計の力』中央経済社

構造主義は「主体」(identity)なるものの自存性を否定する。

フーコーに従えば、「権力に汚染されていない言語なし」ということになる。

人間のコトバは、自然の所産にあらず、文化の所産である。

コトバなくして知覚なし。人間はコトバを知得してはじめて外界が知覚できるのである。

資産負債観は短期利益ないし支払能力を探るのに有効である。収益費用観は長期利益や収益力を探るのに有効である。

アメリカでは、会社は株主のものである。日本では、会社は会社のものである。韓国では、会社は経営者のものである。

資産負債観に立脚する昨今の国際会計基準(IFRS)も、現に複式簿記を前提にしている。

ポストモダンに属する思想家たちの言語観ないし着眼は、基本的にはソシュールに由来している。

フーコーによると、新しい知のシステム(科学ないし学問体系)には、必ず権力の移行が伴うとされた。「知と権力は一体」だというものである。

「文化」とは、人間が「自然」に手を加えて創り出したものである。

「コトバ(言葉)なくして認識なし」。これはソシュールに始まる言語観である。

フーコーの系譜学はアンチ・ダーウィニズム(反進化論)に立っている。

チョムスキーやサイードは「人権」や「正義」などに普遍的価値(時代や社会を超越した価値)を認めるが、フーコーは普遍的価値の存在を否定する。

フーコーは、権力と一体をなす知(真理)の枠組みを、「エピステーメー」と呼んだ。

2017年4月 9日 (日)

古田土満『経営計画は利益を最初に決めなさい!』あさ出版

社長が粗利益率の高い商品、重点商品等を支持しないと、社員は売りやすい商品を売る可能性があります。

成長の道筋は「1」と「3」の組み合わせ

ナンバー2は育てるものではなく、出会うものです。

私は、現状分析の際に見るべきポイントは以下の8つとお伝えしています。

  1. 過去3期の損益計算書を社長がひと目でわかるように作る
  2. 年間の売上高・粗利益・固定費をグラフにして傾向を読む
  3. お客様をABC分析して、重点主義を採用する
  4. 事業形態を知る
  5. 事業発展の哲理を知る
  6. 過去のバランスシートから財務分析をする
  7. 過去の資産運用実績表を作り、資金の流れをつかむ
  8. 内部体制(設備・要因・システム)を洗い出す

人件費削減の優先順位は、「役員報酬」→「社員の賞与」→「社員の給与」→「社員の数」、と常々お客様にはお伝えしています。

本当の苦しみは販売計画をつくる時から始まるのです。

大村大次郎『税金を払わない奴ら』ビジネス社

マイナンバー制というのは、もともと税務当局が主に富裕層の課税漏れを防ぐために導入を検討していたものである。

政治家への献金というのは、現在の法律では政治家個人が受けるのではなく、政治団体が受けることになっている。

日本医師会は、日本で最強の圧力団体と言われているが、この団体は医者の団体ではなく開業医の団体なのだ。・・・・・実際は開業医の利権を守る団体なのだ。

投資組合自体にはまったく税金がかからないのだ。

オフショア取引は、非居住者が行う投資活動のことである。

貸マンションなどにも「6分の1の規定」が適用されるのかというと、表向きは「貸家の固定資産税が高くなると、家賃に上乗せされるから」という理由になっている。

2017年4月 3日 (月)

本郷孔洋『本郷孔洋の経営ノート2017 ~大航海時代のビジネスチャンス~』TOHOSHOBO

大航海時代、なぜ、ブラジルだけがポルトガル領になったか?これも歴史の皮肉で面白い。

SNS時代は、捨てられる時代でもあります。

ユニコーン企業・・・企業の評価額が10億ドル以上で、非上場のITベンチャー企業のことをいいます。

今の資産家は、「キャッシュフローを生む資産を多く持っている人」なんですね。

ZARAは、第三コーナーで馬券を買うようなビジネスモデルと言います。「流行の答えがわかってから、製造を始めて、一気に売る」。答えが見えてからやりましょう。

地方は後出しじゃんけんが効かない。人が減れば売り上げが減ります。

古田土満『ダントツ人気の会計士が社長に伝えたい 小さな会社の財務コレだけ!』日経BP社

税引後利益-配当金+減価償却費<借入金返済額ならば、その会社は約定している借入金を返済できなくなります。

戦略・戦術を社員に実施させる道具が、経営計画書なのです。

経営計画は方針書が大事。数字のみの経営計画は仏作って魂入れず。

経営方針が経営計画の魂なのである。

社員がどのように会社に協力してほしいかを具体的に文書にしたものが経営方針書なのです。

最も大切なのは、経営方針書です。利益計画は、経営方針書に書いた夢に日付と数字を入れるものです。

美しい損益計算書とは、営業利益が多く、税引前利益の少ない損益計算書です。

理想的な貸借対照表は、資金別貸借対照表から作ると一番イメージがわきやすくなります。資金別貸借対照表にまず支払手形ゼロ、借入金ゼロと目標を記入して、目標を達成するための資金をどの科目で調達するのかを、手書きでシミュレーションするのです。

損益計算書は、あてになりません。今期、過去最高益を出しても来期は大赤字にもなります。

いざ大災害が起きたとき、社員に配るため、千円札で用意しているのです。

人生には、3つの坂があります。上り坂、下り坂、そして「まさか」です。

借入金の本質は、利益の前倒しです。

1人の障がい者を雇用すると、親、兄弟、親せき、知人、友人が喜んでくれます。

会社はお客様第一主義だが、社長は社員第一主義だよ。

鈴木邦男『憲法が危ない!』祥伝社

「憲法があって、人間があるのではない」。一人一人の人間がいて、その人々が自由に、平和に暮らせるように憲法があるのだ。

自分が愛国者だという自負の中には、ひとりの人間でありながら、他の人とは違うという思い上がりが、どこかに必ずある。

憲法改正をしようとしている政府自民党や右派の勢力は、憲法を作ってその憲法に合った国民を作ろうとしている。

日本会議の中心になっているのは、佛所護念会教団や神道政治連盟といった宗教団体なのだ。

国民が愛せるような国にするために努力するのが政治家の務めでしょう。

戦争という最悪の事態を想定して訓練している自衛隊だからこそ、躊躇なく活動することができるのだ。

国民投票というのはその時々の一時の熱気に左右されるからだ。

«G.マルチネ『五つの共産主義(上)』岩波新書

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