浦郷義郎『ゼロ距離マーケティング』PHPビジネス新書
どの時代にもそれぞれの課題があり、それを解くことによって人類は進歩する。
自分にできないと考えている人間は、それをやりたくないと心に決めているからである。
自分たちの都合ばかりお客様に押しつけてくる。
テーブル・トレーが汚れているのを見て、お客様はジェット・エンジンも汚れていると思うかもしれない。
庭のすべての花を引き抜いて一輪の朝顔を活けることなど、誰もが着想できることではない。すべて摘みとられたあとは、庭に一輪の花も残らないし、茶室の一輪の花も明日には枯れてしまう。秀吉が茶室で一服する「真実の瞬間」のために、利休は全身全霊を傾けて秀吉をもてなしたのである。
万に一つ、小さなダイヤモンドが発掘されても、それが事業として採算に合うかどうか、また買い手がいるかどうかも精査しなければならない。
ビジネスで大切なことは、取引が終わったあとの売り手の対応である。
小才は縁に出会って、縁に気づかず。中才は縁に気づいて、縁を生かさず。大才は、袖すり会うた縁をも生かす。
ノードストロームの社員ハンドブックのなかに、以下のことが掲載されている。「いかなる状況にあっても、あなたの良識で判断してください(Use your good judgement in all situations.)」。
社風や風土というのは、いったん定着してしまうと、それを変更するのが非常にむずかしい。
組織を動かすうえで大切なことは、従業員を解放することである。
サウスウエスト航空のCEOのハーブ・ケレハー氏は、お客さま以上に従業員を大切にし、従業員の想像力とエネルギーを発散させている。
羽生名人は、棋盤上の駒をマネジメントしているのである。
型破りの人間をもっと登用すべきである。
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