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2009年2月23日 (月)

清水龍瑩『社長業の鉄則』日本経営合理化協会出版局

管理者精神とは、連続的な緊張に耐えうる能力のことである。常にどんな状況でもカッとせずに冷静で、強靭な意志力、忍耐力が必要になる。

よい会社とは、社長が企業家精神旺盛で、役員は管理者精神が旺盛。

思いつくとすぐに手を打つ、こういうタイプの社長が、発展の糸口を見つけるものだ。

会社の利益の“みなもと”は、社長から末端までの創造性の発揮にある。社員も幹部もそれぞれの立場で、自主的に考えて工夫しなければ利益は生まれてこない。ところが管理の強化によって、この肝心の創造性を削いでしまうことがある。

会社は世のため、人のためにやっているのではない。

情報が入ってくるときと、お金が入ってくるときにズレがある。新しいことをはじめるときは、手探りでいろいろ苦しみながらやる。その間、情報はいっぱい入ってくるが、お金は出ていく。お金が入ってくるようになると、今度は情報が入ってこない。これは非常に大事なことだ。

経営理念は文字ではない。心の問題だ。

創業者には社長の好きな情報しか入らない危険がある。

新しい情報が入ってきて、ビックリしなければ人間はだめになっていく生きものなのである。びっくりしたり、恥をかかないと、人間は知恵がでてこない。

財務管理は、単に原価管理や予算統制ではなくて、円相場が一円動いたらすべて吹っ飛んでしまうように、金融関係にとくに注意せよということである。

ご祝儀、盆暮れの贈り物は、いくらか迷ったら、思いついた高いほうの額にする。

組織というものはつくったときがいちばん効率的である。つまり、時間が経つにしたがって、硬直化し劣化していくの組織というものなのである。社長は、この組織のもつクセを十分に知っておかなければならない。

人間というのはおだてられると能力がつくし、ばかにされと能力がなくなってしまう。動機づけのためには、おだてる、ほめるということが重要だということである。

お金を儲けた話と女にもてた話は控えめに、というのがマナー。女にもてた話に至っては、相手のひんしゅくをかうだけで、ろくなことがない。

六十五歳を過ぎた社長の率いる会社はだめになる、と数字に出ている。

絶えず新しいことをやりたがる人は、3000人に10~20人しかいない。

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