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2009年3月16日 (月)

安田佳生『千円札は拾うな。』サンマーク出版

仕事のやり方を見直すことなく、単に仕事のスピードアップを目指して頑張るのはムダな努力だ。

「頑張らないで成果を上げる」やり方を見つける努力をしなければならないと私は思うのだ。

今は、人と違う結果を出すためにはどうすればいいのかについて、新しいやり方を考え、実行することが「勤勉」であり、最も短い時間で成果を出すための工夫をすることが「努力」である。

仕事時間を大幅に削減しながら、成果を維持するには、何かを「劇的に変える」ことが必要となる。その「仕事のやり方を劇的に変える方法」を見つけることが、成長である。それを考えるためにも、休まなければならない。

あなたが経営者で会社の業績を飛躍的に伸ばしたいと思うなら、優秀な人にあまりたくさんの仕事をさせてはいけない。優秀な人にたくさんの仕事をさせてしまうと、その人が持つ最も大切な能力が発揮されなくなってしまうからだ。その最も大切な能力とは、「新しいものを生み出す能力」である。優秀な人というのは、暇な時間ができると、意識的に、あるいは無意識のうちに、それを「考える時間」にあて、そして実際、必ず何か新しいものを生み出す。優秀な人に暇を与えれば、新しいものが生まれてくることだけは間違いない。優秀な人に「自由な時間」を与えるほど効率のいい戦略はない。せっかく優秀な人材をとったのに業績を伸ばすことができない会社は、このことがわかっていない。優秀な人材は目の前の仕事をこなすことに追われ、新しいものを生み出すことができなくなってしまう。せっかく優秀な人材を採っておきながら、これでは宝の持ち腐れだ。優秀な人材には、優秀な人にしかできない仕事を任すことが望ましい。その仕事とは、「長期戦略を立てる」ということだ。彼らにその「三手先で利益を出す仕組み」を生み出してもらうためには、適度に仕事を減らし、考える時間を充分に与えることが必要なのだ。

鍛えられた本郷猛では、ショッカーの戦闘員には勝てても「怪人」を倒すことはできない。怪人を倒すためには、仮面ライダーに変身すること、つまり劇的な変化が必要なのだ。

ビジネスでは「移動手段」は限定されていない。どうしたらあと0.01秒縮めることができるのかと考えるのではなく、五秒で百メートル移動するために、車を使うのか、ジェット機を使うのか、という「走るのとは全く別の方法」を考えること、それがビジネスでの商売を決める。全く別の新しい方法を生み出すために最初にしなければいけないのは、「無謀なほど高い目標」を掲げることだ。ちょっとした目標、実現可能に思える目標をいくら掲げても、大きな変化は生まれない。その目標を達成させられる手段が何かあるはずだと信じて考え続けない限り、永遠に答えは出てこない。考える前に「不可能だ」と決めてしまっては何も思いつかない。

短期の結果を優先するあまりに、長期の戦略を後回しにする癖がつくからである。

「本当にいいもの」は、常に市場が放っておかない。

自分が成長し、自分がその仕事のキーマンになったら、次はメンバーを育てて、自分がいなくてもできる状態を作ることが必要なのだ。その「自分がいなくてもいい状態」、つまり自分が不要な状態を作ること、これこそが「給料を下げる努力」である。だが実際には、自分の給料を下げる努力をした人の給料は、さらに上がってしまうのである。なぜなら、成果を出した上にメンバーまで育てるような人材を会社が放っておくわけがないからだ。そんな人には、必ずさらに大きな仕事が回ってくる。

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