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2009年3月17日 (火)

荘司雅彦『嘘を見破る質問力』日本実業出版社

人間というものは、一度証言した事柄と矛盾した行動をとることを嫌う(一貫性)。

ビジネスシーンの多くの場合では、「実をとる」ほうが圧倒的に有利でしょうから、トラブルが起こったときには、常に最小限の被害で食い止めることに留意すべきでしょう。

人間の記憶というものは、きわめて信用できないものなのです。

ビジネスや私的な人間関係においては、いかに気持ちよく相手に間違いに気づいてもらうかが、今後のことを考えるときわめて重要な配慮といえます。

女性は嘘をつくときに相手と目を合わせる傾向が強い。一緒にいる男性に関心がある場合、女性の瞳孔は大きくなります。

第三者の目で自分を見ることを、メタ認知。

持っている情報量が偏っていること(情報の非対称性)。

われわれ弁護士は、依頼人が「右」と言えば「右」という結論があって、「右」であるための理屈を考えます。実は、裁判官の多くも、最初に結論ありきで、裁判文の「理由」は、結論をもっともらしくするための「理屈」にすぎないのです。「まあ、裁判なんて結論はカンみたいなものでして、それをもっともらしくするために理由があるようなものなのです」。

法律家の論理は、「まず結論ありき、そして、それを支える理屈を立てる」というのが大原則なのです。

積極的理由は「かくかくしかじかの理由を積み重ねると、この結論に達するのが理論的である」というもの、消極的理由は「この結論を採用しないと、かくかくしかじかのような不都合がまかり通ってしまう」というもの。

ルーティーン的な事柄は、どんどん前例で処理していくのが効率的。

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