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2009年4月29日 (水)

久石譲『感動をつくれますか?』角川oneテーマ21

創造力で大きな仕事をしていく人たちは予定調和を嫌う。だから、こちらも、毎回が真剣勝負である。そのために、ありとあらゆる感覚を総動員させ、自分を限界まで追い込んでいく。普通に考える範疇を超えるものが、そういう中で生まれてくる。

ある目的のために最良の結果を出すべく、最大限の努力をすること。いい意味で予想を覆すようなアイディアが要求されること。そのアイディアのひらめきのために、日ごろから感覚を研ぎ澄ませ、センスを磨く必要があること。どれも、作曲であろうがビジネスであろうが共通だと思う。

一流とは、ハイレベルの力を毎回発揮できることだ。

この映像に合う音楽をつくろう、この作品が必要とする音楽を書こう、と作品を通してそこだけで考えるようにする。

結局いかに多くのものを観て、聴いて、読んでるかが大切だということだ。創造力の源である感性、その土台になっているのは自分の中の知識や経験の蓄積だ。そのストックを、絶対量を増やしていくことが、自分のキャパシティを広げることにつながる。

力の劣る人間が一人いるとレベルは下がる。だが、それを凌駕する力もまた、人間の集団にはある。

普通の苦労は人間の幅を広げることにはならない。幅を広げたかったら、知性を磨くことと本当の修羅場をくぐり抜けることである。

「この件はきみに任せたよ」といった限りは、何かしら、ほぅ!、と感心するようなアイディアを持ってきて見せてくれよ、と上司は思っている。

一人の人間の個人としての人格と、職業人としての人格は、基本的に別物だ。

周りに茶坊主のような取締役だとか、言いなりになる人ばかり置くようになる。一人で思いつき、一人で判断していると、ある時期からそれが鈍ることがある。そのときに周りに意見をいえる人がいないか、いても本人が人の意見を聞かないかのいずれかだから、裸の王様になっていく。

その最初の芽は、みんなのいうことを聞かないで、自分の直感に頼って成功したことにある。出だしにすでに敗因が潜んでいるわけだ。直感に頼ることには、そういう危険が絶えずある。だから、優秀な参謀が必要になる。周りの意見も聞きながら、最後は自分の判断でやっていく。そうしないと、長続きはしない。

韓国映画は面白いと思うのは、国民性そのままに、ものすごく激しいところだ。日本ではありえないことが、何でもありになる。強引さ、無茶苦茶さは、良くも悪くもいろいろなところで出てくる。公開に間に合わない。が、結果としては間に合ってしまう。南北統一という国民的悲劇がはっきりある。そういう土地で、その問題をテーマにした映画を作ったら、それは強い。マーケティングなんかでは太刀打ちできない、頭の中で組み立てただけのものではない力がある。

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