齋藤孝『「頭がいい」とは、文脈力である。』角川書店
因数分解そのものを日常で使うことはなくても、頭の中の操作としては必要なのです。何かの事柄に対処する際に、バラバラになっているものを取りまとめて、カッコに入れて考えていくことは、系統立てて物事を整理するひとつの方法として重要な思考法です。
面白いと感じる三分スピーチとか、うまいと思うエッセイは、みな起承転結をきちんと押さえています。
予測が外れても、それは経験知に加わります。
« 小宮一慶『ビジネスマンのための「発見力」養成講座』ディスカヴァー | トップページ | 外山滋比古『思考の整理学』ちくま文庫 »
「読書論」カテゴリの記事
- 亀井卓也『5Gビジネス』日経文庫(2022.06.21)
- 帝国データバンク情報部『コロナ倒産の真相』日経プレミアムシリーズ(2022.06.21)
- 川合章子『あらすじでわかる中国古典「超」入門』講談社+α新書(2022.06.09)
- 伊藤亜紗編『「利他」とは何か』集英社新書(2022.05.16)
- 神里達博『リスクの正体ー不安の時代を生き抜くために』岩波新書(2021.11.30)
« 小宮一慶『ビジネスマンのための「発見力」養成講座』ディスカヴァー | トップページ | 外山滋比古『思考の整理学』ちくま文庫 »
コメント