フォト
無料ブログはココログ

amazon

« 中谷彰宏『あなたに起こることはすべて正しい』ダイヤモンド社 | トップページ | 阿部数利『中小企業は悪でなければ生き残れない』リム出版新社 »

2009年4月26日 (日)

大前研一『サラリーマン再起動マニュアル』小学館

実は会社の一部の人がわかっていても、皆がそれに合意し、解決策まで含めて持ち上げる組織能力がない、といったほうが適切かもしれない。私から見れば当たり前のことが、なぜか企業の中では見逃されてしまうのだ。

相変わらず、企業の不祥事が後を絶たない。原因は、いずれの会社にも「上にモノがいえる人」「付和雷同しない(長いものに巻かれない)人」がいないからだ。みんなと同じことをいわないで、上司に「ちょっと待ってください。それはおかしいんじゃないですか?」と苦言を呈することのできる人、直言できる人がいないと会社はおかしくなってしまうのだ。

「百聞は一見に如かず」という諺は間違いだという。つまり、偏見や先入観を持っていると、ありのままには見えないで、偏見や先入観の通りに見える、というのである。

「俺のいうことが聞けないなら辞めてもらおう」などといって、自分に従順な人間ばかり集めてくる。その結果、周りは上司の顔色をうかがうイエスマンだけになる。これは企業にとって大きな不幸である。

実は、彼らは我慢をしない(できない)一方で、自分の好きなこと、のれることには異常なエネルギーを出し、徹夜仕事も厭わない、という面を持っている。今、うまくいっている会社、うまくやっている上司は、その特質がわかっていて、彼らをのせて仕事をさせることができているのだ。彼らは「自分に忠実でいたい」と考えている。だから、指示命令系統だけで仕事をさせようとしても動かない。しかし、自分の価値観やライフスタイルと一致する反逆児のような上司がいると、尊敬してとことんついていく。

ポーターやバーニーのやり方は、方向がすべて決まっている時にそれをいかに効率よく間違いなくやるか、競争相手が見えている時にそれに対していかに有効な戦略を打つか、という話である。

今やこの「業界」こそが会社のトップの目をおかしくしている元凶である。

傾いた会社が単なるリストラで甦る可能性はほとんどないのである。単なるリストラをする会社は、それなりの企業体質になっているのだ。

管理部門の仕事の量は、そこにいる人間の数に比例して増える(パーキンソンの第一法則)。その権化が官僚組織だ。

« 中谷彰宏『あなたに起こることはすべて正しい』ダイヤモンド社 | トップページ | 阿部数利『中小企業は悪でなければ生き残れない』リム出版新社 »

コンサルタント」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 大前研一『サラリーマン再起動マニュアル』小学館:

« 中谷彰宏『あなたに起こることはすべて正しい』ダイヤモンド社 | トップページ | 阿部数利『中小企業は悪でなければ生き残れない』リム出版新社 »

2019年10月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

最近のトラックバック