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2009年4月27日 (月)

小宮一慶『「社長力」養成講座』ディスカヴァー

目的というのは、究極的に行き着くところ、あるいはあるべき姿、存在意義です。「ビジョン」と言い換えてもいいでしょう。目標は、そのビジョンに向かって進んで行くときの通過点です。

「社内の事情でやっている会議が忙しくて、外からかかってきた電話に出ることができません」と言っているのは、役人と同じ発想です。

「リレーションシップ・マーケティング」は、一回のお客さまに一生のお客さまになっていただこうという考え方です。

山や湖は一番がひとつしかないのに、百貨店の一番がたくさんあるのはなぜか?。それは、山や湖は「客観的基準(高さや大きさ)」で質問しているのに対し、百貨店については「一番の基準」を回答者に委ねているからです。言い換えれば、お客さまはそれぞれ、どの会社や商品を一番だと思うかを自分の「主観的基準」で決めている。

お客さまは、自分が特別に扱われることが好きなのです。

データをお客さまのために使おうという気持ちが大切なのです。それが「マーケティングハート」です。

ダメな会社とは、しっかり働く人がアホらしくなる会社です。そして、ダメな会社は、できる人から辞めていきます。アホらしいから。

少し会計を勉強したことがある人なら、「経営上、もっとも重要な指標は何か」と聞かれたら、ROEと答えずにROAと答える。ROEというのは、負債の比率を高めるだけで改善してしまう指標なのです。財務安定性を崩せば崩すほど、ROEはよくなる。

その駅員さんは、ドアが閉まりかける直前に、革靴を履いた自分の足先をドアにわざと挟ませ、乗客の衣服がドアに挟まれないようにし、乗客が安全に乗れたのを確認してから、ドアに挟ませた自分の足をさっと引いてドアを閉めるのです。わたしはすっかり感心し、その駅員さんの名札を見ると、なんと駅長さんでした。

指揮官たる者、困難な状況に陥ったら、自ら先頭に立ってその状況を打破する覚悟が必要だ(指揮官先頭)。

よい会社、悪い会社はない。あるのは、よい社長、悪い社長だけだ。

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