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2009年5月 9日 (土)

年計表

■年計表とは

月々の売上を単純に並べてグラフにしただけでは、本当の動向を捕まえることは困難です。とくに季節変動の大きな商品だとただ並べてみただけでは、最盛期の実績が大きくて、シーズンオフには下がっているだけでという当たり前のグラフにしかなりません。

移動年計というのは、「年計」ですから、一年間の売上の合計です。ですから、季節変動のばらつきは消されて影響を受けませんので、純粋に売上の動向を示してくれます。

企業独自の変動をならした結果、ここから見えるものは「市場の変動」です。

移動年計を見ていると、売れ行きが鈍ったときにはこう配の角度がなだらかになり、ついにはピークを迎えて下降線になります。

このグラフを3年、5年、10年にわたって見ることで、会社の変遷を知ることができる。

例えば、6月分の月次が終わった時点で、去年の7月から今年の6月までの月次データを合算して1年分とするのです。毎月1か月ずつずらしながら集計して、グラフにして比較すると、12か月のデータが合算されているため、季節変動を吸収してくれるのです。その結果、これまでの成長のペースがグラフで確認できるようになります。

■年計表の利用

移動年計グラフについては、売上高だけではなく、粗利益(売上高-変動費)と固定費を重ねて表示させるようにします。

そして、グラフができたら、粗利益の折れ線グラフと固定費の折れ線グラフの間をランマーカーで塗ります。このラインマーカーで塗った部分が、利益(固定費が粗利益より大きい場合は損失)というわけです。

■作り方

例えば、3期4月の年計は2期3月の年計9567.5に3期4月の当月751.5を足し、2期4月の当月829.0を差し引くことで求められます。

  2期 3期
  当月 年計 当月 年計
4月 829.0 9167.0 751.5 9490.0
5月 821.0 9176.0 760.0 9429.0
6月 900.5 9218.0 739.0 9267.5
7月 887.5 9205.5 808.0 9188.0
8月 871.0 9259.0 784.0 9101.0
9月 823.0 9458.5 790.0 9068.0
10月 857.5 9502.5 900.5 9111.0
11月 786.0 9461.5 881.0 9206.0
12月 500.0 9461.5 500.0 9206.0
1月 778.5 9528.0 817.0 9244.5
2月 707.5 9511.0 742.5 9279.5
3月 806.0 9567.5 838.0 9311.5

■グラフの見方

例えば、以下のようなグラフができたとします。A時点を境に下がってきているので、A時点で何かがあったということがわかるわけです。

Cocolog_oekaki_2009_05_19_07_03

アレン・B・ボストロム/広瀬元義『イン・ザ・ブラック』、原田盛夫『採算計算に強くなる本』、ウエスタン安藤『世界一わかりやすい会計の本』

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