中小企業版FCF(フリーキャッシュフロー)の簡単な算出方法
中小企業でも簡単に算出できるFCF=他人依存度確認術があるのです。
キャッシュと借入金の情報があれば、なんと、中小企業版のFCFを算出できます。
それは、
FCF=営業CF+投資CF=キャッシュの増減額-借入金の増減額
例えば、期首(300)と期末(200)のキャッシュの差額が(-100)で、借入金の増加が(700)だった場合、FCFは、-100-700=-800となります。
FCF(-800)に借入金の増加(700)を加味すると、キャッシュの増減額は(-100)。期首(300)にキャッシュの増減額(-100)を差し引くと、期末のキャッシュ(200)。
すばらしい。
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コリンちゃん
はじめまして。
公認会計士の村井直志です。
たまたまヒットしました。ずいぶん前に出版した「儲けを生み出すどんぶり勘定のすすめ」をお読みいただきましたようで、ありがとうございます。
コリンちゃんの解説は、正解です!
中小企業の場合に限らずですが、基本的にフリーキャッシュフロー=営業CF+投資CFですから、裏を返せばキャッシュの増減のうち、財務CFつまり端的に申し上げれば借入金の増減を考慮してあげればFCFは求められます。
どのようなお仕事されているのかはわかりませんが、ビジネスのコミュニケーションツールとして会計は不可欠ですので、身に着けておいて損はないと思います。
あ、そうそう。
来週の日経で広告が出る予定ですが、ひなまつりに「決算書の50%は思い込みでできている」という本を出版しました。
よろしかったら、こちらもお読みください。
「どんぶり」の解釈、感謝申し上げます。
投稿: 村井直志 | 2011年3月 5日 (土) 01時16分
先生! ご降臨、誠に感激で、心臓がブチ切れそうです。
ありがとうございます。
新たな視点から解説されている本は、やはりいいです。
胸が躍ります。
先生の新著、私のマイナスのFCFを改善し、資金調達
でき次第、直ちに購入いたします。(敬礼)
投稿: コリンちゃん | 2011年3月 5日 (土) 11時12分