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2009年5月21日 (木)

競争地位の4類型

リーダー

リーダーとは、「量的経営資源にも質的経営資源にも優れる企業」と定義され、一般に業界のマーケット・シェア第1位の企業を指す。

◇リーダーの定石

  1. 周辺需要拡大政策・・・市場そのものパイを拡大させることである。
  2. 同質化政策・・・チャレンジャーがとってきた差別化戦略に対して、リーダーがもっている相対的に優位な経営資源によってそれらを模倣・追随し、その差別化効果を無にしてしまう戦略である。
  3. 非価格対応・・・競合他社の安売り競争に安易に応じないことである。なぜならば、すべての企業が揃って2割引をすれば、いちばん利益が減る額が大きいのはリーダー企業であるからである。
  4. 最適シェア維持・・・シェアをとりすぎると、独禁法などの問題により、かえってトータル・コストが高くなる場合もある。

チャレンジャー

チャレンジャーとは、「量的経営資源には優れるが、質的経営資源がリーダー企業に対して相対的に劣るような企業」と定義され、リーダーの地位を狙う立場にある企業をさす。

◇チャレンジャーの定石・・・リーダー企業が追随できない差別化戦略。

ニッチャー

ニッチャーとは、「質的経営資源には優れるが、量的経営資源がリーダー企業に対して相対的に劣るような企業」と定義され、リーダーのようなフルライン政策や量の拡大を狙わない企業をさす。

◇ニッチャーの定石・・・特定の市場において擬似的独占を形成することが必要である。したがって、リーダーの戦略を特定市場で遂行するミニリーダー戦略が有効である。

フォロワー

フォロワーとは、「量的経営資源にも質的経営資源にも恵まれない企業」と定義され、直ちにはリーダーの地位を狙えないような企業をさす。

◇フォロワーの定石・・・経営資源が質量共に劣るため、即座にリーダーの地位を狙える立場にないことから、上位企業の模倣が戦略のベースとなる。下位企業の模倣製品が競争力をもつためには、低価格戦略が必要であり、そのためのローコスト・オペレーションが鍵となる。

大滝精一他『経営戦略』

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