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2009年5月 5日 (火)

無借金経営

■近藤説

無借金経営=自己資金>資金運用

無借金経営比率=自己資金(創立以来利益+資本金+役員借入金)/資金運用(売上仕入資金+在庫+固定資産)

  • 100%⇒実質無借金経営。この比率が低い企業ほど、借入金依存度が高い

(注)売上仕入資金とは、(受取手形+売掛金)-(支払手形+買掛金)

プチ無借金経営比率=自己資金/固定資産

  • プチ無借金経営比率>100%⇒プチ無借金経営

固定資産が自己資金でまかなわれていれば、借入金があってもそれは正常運転資金に対する借り入れと考えることができるので、返済が必要な借入金がない状態のプチ無借金経営と考えることができる。

■児玉説

銀行は、いつも預金残高と借入金残高を比較して、会社のお金の動きをチェックしています。この借入金に対する預金残高の割合である、“預金対借入金比率(預金÷借入金)”を、銀行側では「預貸率」と言います。(借入金=長短期借入金+割引手形)

実質無借金経営と言うのは、返そうと思えばいつでも、手元の現預金と有価証券で借入金を全額返済できるという状態です。

預金と借入金を両建てで持つことは、客観的に見ると、とても効率が悪いように見えます。本来払う必要のない利息を払っているわけですし、会社の資産・負債を大きくして資本効率(総資産に対する利益率)を下げているからです。しかし、経営は効率だけではありません。この実質無借金の状態を継続させているおかげで、銀行からの信用が厚くなり、いつでも必要なお金を調達することができるわけです。

この実質無借金経営を実現している会社では、月商の約3か月分の借入金をしながら、月商の3~4か月分(またはそれ以上)の預金残高を常に維持しています。

預貸率を計算してみて、あまりにもその比率が高い(30%以上)と、不必要な銀行借入を行っている可能性もあり、借入金の返済を検討すべきである(鯖田)。

中小企業の平均預貸率は約4割です(棚橋)。

鯖田豊則『会社を目利きする50のポイント』、近藤学『「儲からない」と嘆く前に読む会計の本』、児玉尚彦『会社のお金はどこへ消えた?』、棚橋隆司『これで企業財務はよみがえる!』

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