意図せざる粉飾
- 意図せざる粉飾も多い
- 実地棚卸しをしていなければ意図せざる粉飾。中小企業で在庫評価損を計上したら、一人前の企業です
- 実地棚卸しは在庫以外にも固定資産について必要。実地棚卸をしていなくて、なくなる典型例が備品です。
- 在庫の陳腐化による評価損、債権についての貸倒引当金は漏れやすい
- その他流動資産の滞留はよくて固定資産、悪ければ損失。滞留していることはどうやってわかるのかといいますと、内訳書の前期比較でわかります。未収入金の内訳書あるいは短期貸付金等の明細です。流動固定分類は1年基準によりますから、前期と今期と同じ相手先にあったらもうおかしい、流動ではなく固定資産です。よくて固定資産、悪ければ損失です。資産とはいえません。
- 有価証券、ゴルフ会員権の含み損に注意
- 未払金、未払費用も漏れやすい
- その他の固定資産は資産性が薄い
- 繰延資産は本来は資産性がない
都井清史『粉飾決算の見分け方』
« 経営実態の読み方 | トップページ | 明らかな粉飾決算 »
「粉飾決算」カテゴリの記事
- 大村大次郎『決算書の9割は嘘である』幻冬舎新書(2015.06.10)
- 村井直志『コンピュータ利用監査技法 CAATで粉飾・横領はこう見抜く Excelによる不正発見法』中央経済社(2015.02.28)
- 樋口達他『会社役員が知っておきたい 会計不正のはなし』中央経済社(2013.03.30)
- 須田一幸他『会計操作』ダイヤモンド社(2013.01.30)
- 利益マネジメントの方法(2011.12.23)
コメント