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2009年5月 5日 (火)

意図せざる粉飾

  1. 意図せざる粉飾も多い
  2. 実地棚卸しをしていなければ意図せざる粉飾。中小企業で在庫評価損を計上したら、一人前の企業です
  3. 実地棚卸しは在庫以外にも固定資産について必要。実地棚卸をしていなくて、なくなる典型例が備品です。
  4. 在庫の陳腐化による評価損、債権についての貸倒引当金は漏れやすい
  5. その他流動資産の滞留はよくて固定資産、悪ければ損失。滞留していることはどうやってわかるのかといいますと、内訳書の前期比較でわかります。未収入金の内訳書あるいは短期貸付金等の明細です。流動固定分類は1年基準によりますから、前期と今期と同じ相手先にあったらもうおかしい、流動ではなく固定資産です。よくて固定資産、悪ければ損失です。資産とはいえません。
  6. 有価証券、ゴルフ会員権の含み損に注意
  7. 未払金、未払費用も漏れやすい
  8. その他の固定資産は資産性が薄い
  9. 繰延資産は本来は資産性がない

都井清史『粉飾決算の見分け方』

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