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2009年5月25日 (月)

論理(ロジック)の五原則

1.基本はピラミッド構造(帰納と演繹で積み上げる)

論理(ロジック)は構造を持っている。「ある命題(メッセージ)が正しい」ことを証するためには、それを支持する二つ以上の下位のサブ・メッセージが必要である。そのサブ・メッセージが正しいことを保証するためには、さらにそれをサポートする二つ以上のメッセージが必要になるので、必然的に下部が大きく、上部が小さい「ピラミッド型」の構造とならざるを得ない。ひとつのメッセージで結論の正しさを保証するために、多くの下部のメッセージ群が必要となるわけである。

2.メッセージは一度にひとつだけ(一文一義)

メッセージを書く際のいまひとつの要件は、「一文一義」を守ること、つまり、ひとつの枠に二つ以上のメッセージを絶対に入れないことである。

3.抜けや歪みのないこと(MECE)

①足し算・引き算で考える・・・MECEに考える第一歩は、部分を数えあげて合計が全体になるようにすることである。この考え方の延長に、引き算がある。たとえば、「世の中には生物がある」とすると、全体から引き算して、「世の中には生物とそれ以外のもの(無生物)がある」とすれば、生物を引き算した残りは無生物で、MECEになる。

②掛け算で考える・・・「一店当たり売り上げ×店数=総売り上げ」、という式を考えることもできる。合計を掛け算で表わす、というのは、MECEに考える際の、非常にうまい方法のひとつである。こうすれば、売上高を増大させるには、店数を増やすか、一店当たりの売り上げを増大させるかの二つのアプローチがあることがわかる。

③軸を考える・・・この「軸を考える」ことのひとつの利点は、軸というものは、数学のX軸とY軸のように、「組み合わせて使える」ということである。

④枠組みを考える

4.抽象のレベルが揃っていること

論理のピラミッドは下にいくほど具体的・個性的、上位にいくほど抽象的・包括的になっている。一般に上位のメッセージを支える下位のサブ・メッセージでは、抽象のレベルが揃っていることが必要である。

5.最下部は、事実かまたは事実に代わる蓋然性の高い仮説

ピラミッド状の階層において、上のメッセージを支えている最下部のメッセージの成立要件を考えてみよう。最下部は、それ以上の論証を必要としないもの、つまり基本的には争うことなく正しいと認められるものでなければならない。そのためには「事実」または、それに準ずるような蓋然性の高い仮説・メッセージでなければならないはずである。この最下部がしっかりしていることは、論理のピラミッドにとって決定的に大切なことである。「砂上の楼閣」ということばがあるが、もしこの最下部がぐらつくと全体が崩れてしまうことは、容易に理解してもらえると思う。

後正武『論理思考と発想の技術』

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