統計学入門
■一般的に、普通を表す値には、「平均」「中央値」「最頻値(件数が最も多い値)」の三つがあります。重要なことは、「平均=真ん中とは限らない」、「平均まわりにデータが多いとは限らない」ということです。
■分散は、平均を中心としてどれくらいデータがばらついているかを示す指標。もし、この値が小さければ平均まわりにデータがたくさんあり、大きければ平均からのばらつきが大きい。
■標準偏差は、分散のルート(平方根)を計算したものです。例えば、平均24万ですが、この店の上下の振れは6万円ぐらいだということがわかるわけです。分散・標準偏差とも、値が小さければ平均まわりにデータが集まっていて、値が大きければ平均からデータが散らばっています。
■変動係数とは、ばらつき(標準偏差)が平均の何割かを計算しているものです。例えば、平均の28%ぐらいの幅で上下しているといったぐあいです。
豊田裕貴『現場で使える統計学』
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