計算書類等の「提出」と「提供」
取締役は、監査を経た計算書類および事業報告を、定時株主総会に提出し、または提供しなければならない。
提出とは案件を差し出して処理を求めること、言い換えれば、計算書類等を株主総会に提出して、「承認」を求めることを意味し、提供とは他人が利用できる状態に置くこと、言い換えれば、技術的事項を記載した計算書類や事業報告について、専門職業士である会計監査人および監査役の適法意見が付されている場合、株主総会には「報告」を行い、株主が利用できる状態に置くことが意味されている。
武田隆二編『新会社法と中小会社会計』
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