集団の知恵の法則とジップの法則
■集団の知恵の法則
以下の4つの要件を備えている集団の意思決定は、個々人の意思決定よりも精度が高くなるという法則です。
- 意見が多様であること
- 他者とその考えが独立していること
- 意見の材料となる情報が分散していること
- 判断を集約するメカニズムがあること
つまり、一人ひとりのマーケッターやプロがうんうんとうなって考えるより、マーケットに直接問い合わせをしてしまった方が、より正しい結果が得られるということになります。
■ジップの法則
これは、サイズがk番目に大きい要素が全体に占める割合が1/kに比例するという経験則です。例えば、1番目に人口が多い都市は2番目に大きい都市の2倍の人口がいて、3番目に人口が多い都市と1番目に人口が多い都市を比べると、1番目の年は人口が3倍になるという経験則です。要は、上位のものにいろいろなものの頻度が集中し、上位になればなるほど、わずかなランクの違いが大きな差を生む、という理論です。
勝間和代『勝間式「利益の方程式」』
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