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2009年5月 4日 (月)

交差比率

■交差比率とは

粗利益を大きくし、さらに資金繰りも良くするためには、粗利益率が高く、在庫を多く持つ必要のない商品重点的に売れば良いことになります。そのための指標として、「交差(主義)比率」、があります。

[売上高/在庫](商品回転率) × [粗利益/売上高](粗利率)

商品回転率を計算するさい、売上高を使用する場合には、商品在庫は売価で把握する必要があります。

■貢献度比率

売上構成比×交差比率

■商品回転率の高い商品の中には、値引によって商品の利幅つまり商品の粗利益率が低い場合もあるので、交差比率は回転利幅という二つの見方を統一して扱い商品を決定しようとする方法である。つまり、交差比率について一定の数値を決めておき、商品の品種別交差比率をみて基準とする一定の数値以下のものは扱わないようにするとか、交差比率の高い商品の販売に努めるなどするわけである。

しかし、商品回転率を売上高を用いて算出しているとすれば、交差比率は基本的に商品の残高に対する商品の粗利益の割合になり、本当にこれによって扱い商品を決定してよいか疑問がある。

■一般に、商品回転率においても、交差比率においても、その効率の測定において成長型と安定型(成熟型)のパターンを次のように分類することができよう。

1.成熟型商品の特色

商品回転率においても、交差比率においても、成熟型の特色は回転率において安定しており、交差比率は販売価格の漸次低下という傾向を反映して、少しずつ低下してくる。

2.成長型商品の特色

商品回転率にはバラツキをもつこともあるが、交差比率が安定しはじめ、平均した型を示してくる。

このように、成熟型は、商品当りの粗利益の低下を数量と回転数で補っており、成長型はそれほど高くない数量を粗利益率の増加で補ってくる関係になっている。

ただし、成熟型の一つの特色は、突如ダウンすることがあることであり、このため、在庫管理の定常的な分析は必須の前提である。

交差比率が同じであっても、薄利多売型(回転率は早いが粗利益が小さい)と厚利少売型(回転率は低いが粗利益率が大)という場合とがあって、粗利益率そのもののもつライフサイクルが問題となってくる。

一般に、総収入におけるピークは、つねに利益率のピークの後にくるというルール(ベインの法則)を頭の中に入れて評価しなければならない。

■商品投資効率図(縦軸は効率性の指標、横軸は収益性の指標)

商品回転率 売れ筋商品 稼ぎ筋商品
(日常品) (プレミアム品)
死に筋商品 見せ筋商品
(時代遅れ商品) (ブランド品)
粗利益率

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