ネットワーク外部性
■ネットワーク外部性とは、(予想される)ネットワークのサイズ(ユーザー数やマーケットシェア)の増大につれて、財から得られる便益が増大するという性質である。この性質は、そもそも通信ネットワークの研究から生まれた。加入者の多い通信ネットワークは、通信可能な相手が多いことを意味するので、そのネットワークから得られる便益が増大する。このように、ネットワークのサイズが直接的に便益を増大させる効果を、ネットワーク外部性の直接的効果と呼ぶ。それに対して、ハードユーザー数の増大が、補完財であるソフトの多様性や価格低下を促すことによって、システム財の便益を増大させる効果を、間接的効果と呼ぶ。
淺羽茂『経営戦略の経済学』
■メトカルフェの法則
ネットワーク等での効用は、ユーザー数あるいはノード数の二乗に比例する。
伊藤邦雄『グループ連結経営』
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