事業用建物・土地を会社で購入するのと、個人で購入し会社に貸すのと、どっちが得?
個人の年間所得が高額でなければ、個人が購入して会社へ貸すほうが税金は安くすみます。
個人と会社を一体にとらえての納税負担を考えれば、事業用建物・土地を購入する場合、個人で購入して会社が個人へ地代家賃を支払ったほうが税金は安くなります。
事業用の土地や建物を会社で所有した場合、会社の経費となるものには、土地の税金、建物の減価償却費あるいは借入金の利息などの所有資産にかかる固定費があげられます。しかし、個人で所有した場合には、これらの経費に利益分を上乗せした賃借料を会社から収受することになり、この賃借料がそのまま会社の経費となります。したがって、会社は所有資産にかかる固定費以上の額を地代家賃として支払うことになり、会社が所有した場合よりも高い節税効果を得ることができるのです。
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