京セラ会計学
以下の1~6までが総論、7~11までが貸借対照表関係、12~15までが損益計算書関係、16~19までが資金繰り関係。
- 経理を知らない者は真の経営者になれない
- 決算書を見て1年間のドラマが蘇えってくるか
- 儲けた利益がどうなっているのか知っているか
- アメーバの小集団単位で時間当たりの採算性を出しているのか
- 毎月の月次試算表を12ヵ月分したものが決算。利益となるような正確な月次決算を行っているか
- 毎月の月次決算は締切り後1週間以内にできているか
- 売掛金の入金チェックはカネとモノの1対1の対応で消し込んでいるか
- 商品の棚卸は社長が現場で確認しているか
- 不良資産はすみやかに整理しているか
- 機械設備は中古品も工夫して使っているか
- 不動産投資は工場増設のみにして浮利を追っていないか
- 売上と仕入の計上は1対1の対応で処理しているか
- モノが動けば売上、および仕入伝票も動くように1対1の対応で処理しているか
- 仕入の一斗買いはムダ遣いのもと。メーカーはメーカーに徹して生産で儲ける
- 損失になるものは早く落とし、収益になるものはできるだけ抑え将来に備える体制をつくっているか
- つねに土俵の真ん中で相撲をとっているか
- 資金運用は必ず元本保証でしているか
- 設備資金の借入返済額は(減価償却+税引後利益)の範囲になっているか
- 固定費の増加を徹底的に警戒しているか
「中小企業の社長は、ナンバー・ツーの給料の三倍は取れ」といっています。一つは本来の給料、一つは自宅を担保に入れることによる保証料、もう一つは倒産すれば全責任を負わされる心配料です。
納税時期のギリギリになって、社長が怒った理由。一つは、ギリギリになって担当者が税金の額を伝えたこと。もう一つは、明日への不安を理解してもらっていないこと。
田村繁和・小笠屋敦子『京セラに学ぶ新・会計経営のすべて』
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