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2009年5月11日 (月)

与信・債権管理のポイント

■貸倒の予防のためのポイントは、ズバリ「危ない取引先への債権額を増やさない」ことです。債権額を増やさないためには、次の三つの場面において管理を徹底させることが重要になってきます。

  1. 信用状況を調査し、与信額を決定する
  2. 与信額の徹底(無理な活動を抑制)
  3. 信用状況が悪化したら商品を出荷しない

■日常の債権管理

まず相手先の確認から

  1. 物品受領書の完全取得
  2. 毎月の請求と残高の照合
  3. 期末債権の残高確認

■債権管理の内容

  1. 全得意先の総債権を計数でつかむ
  2. 大口得意先の回収推移をつかむ
  3. 営業、経理相互に情報交換を行う(時期遅れは致命的)
  4. 取引の異常性(わずかな悪化傾向を見逃さず指摘報告すること)
  5. 回収計数をつかみ新鮮な目でチェック

■営業マンのための得意先異常発見ポイント

  1. 毎月の売上の増減が急で、季節変動ともあっていない
  2. 粗利を無視し明らかに赤字での販売をしている
  3. 現在の本業と関連のない新事業を始めている
  4. 既存の仕入先とは取引をやめ、新しい仕入先が増えている
  5. 急な社員の退職や幹部の突然の異動が増えてきた
  6. 社長一族の土地、建物等の不動産などが売りに出ている
  7. 業界内や得意先と融通手形を回しているという噂がある
  8. 消費者金融や商工ローンから資金を調達しはじめたようだ
  9. 社長が原因のあいまいな理由での不在が多く連絡がつきにくい
  10. 業務に支障を与えるような身内での衝突(ケンカ)が多くなった

■契約書、受領書(これは債権が確実に成立したことを証明する書類です)、領収書は債権管理の3点セット

■債権管理の大切な実務ポイント

  1. 債権管理は取引開始前の信用調査から始まる
  2. 債権管理はトップと営業・経理・業務・倉庫の全部門の協力を得て行う
  3. 得意先訪問時、同業者の噂等の情報は早く入手し、回収会議などで情報交換の上で社長が的確に今後の取引条件を決定する
  4. 不良化した債権の保全措置は誰よりも早く行う
  5. 回収策は最後の最後まで諦めない
  6. 毎月の日常業務を確実に行い、翌月までに100%の回収を継続する

横山悟一『決算書の使い方』、棚橋隆司『財務革命』、棚橋隆司『これで企業財務はよみがえる!』

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