SWOT分析
■SWOT分析とは
SWOT分析とは、戦略形成の過程で、「組織を取り巻く外部環境に潜む機会や脅威(Opportunities & Threats)を考慮した上で、その組織の強みと弱み(Strengths & Weaknesses)を評価する」ことである。
プラス要素 | Strength | Opportunity |
(強み) | (機会) | |
マイナス要素 | Weakness | Threat |
(弱み) | (脅威) | |
自社要因 | 環境要因 |
ドラッカーも、自社のコアコンピタンス(独自の強み)は何か?と絶えず自問せよ、と教えている。経営者が不得手なことを決して自ら手がけないことが肝心だとも言う。
■SWOT分析の限界
- 分析という手段が目的になること
- 分析で作る戦略では差別化できないこと・・・机の上で事業計画を作る人たちのなかに、リスクをとる勇気のある人はあまりいません。リスクをとる勇気のない人たちが作る計画は多くの人が納得する計画です。みなが納得するリスクのない計画は、結局だれもができる計画なのです。だから差が生まれてこないのです。
- 分析では強みを創り出せないこと
ミンツバーグ『戦略サファリ』、山崎元『エコノミック恋愛術』、櫻井通晴『管理会計』
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