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2009年7月20日 (月)

大塚ひかり『美男の立身、ブ男の逆襲』文藝春秋

男はしばしば、もてる男を、顔がいいからとか、まめだからという形容をしたがるが、女に言わせると、それは違うのだ。

もてる男は、優しい。

男の身分や財産や才能によろめく女もいるが、古代神話に出てくるような、身分も財産も自分で備えた女は、見るべきところを、ちゃんと見ている。ウサギのような、親切にしても何のメリットもないような弱い小動物に優しい者こそが、ヤガミ姫のような、誰もが結婚したがる、いい女に好かれる。ということを、日本神話は、のっけから宣言しているのだ。

古代の上流女性は、男の身分にも、頭脳にも、左右されない。しかし、美と力には左右される。

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