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2009年7月 6日 (月)

秦郷次郎『私的ブランド論』日本経済新聞社

黙って為替の差益を得ること自体、ルイ・ヴィトンが考える誠実なビジネスの精神に反します。私は、「値段が高いから価値があるというお客様の錯覚を利用することは、誠実なビジネスとはいえない。ビジネスは誠実でなければ長続きはしない」と考えていました。

リアル・ブランドの要件

  1. 長い歴史
  2. 一貫した伝統
  3. 独特の技術とノウハウ
  4. ブランド独自の考え方・哲学
  5. 独自の美意識
  6. 高品質と保証

明確なビジョンと哲学を持って、誠実なビジネスを情熱とこだわりを持って根気強く遂行していく。

人材では、自分の考えを持っている人、独創的な仮説を立てられる人。時代が集団から個に移っていくとき、個に要求されるものは「クリエイティビティー」です。

エジソンは「偉大な発明は九九パーセントの努力と一パーセントのインスピレーションから生まれる」と語ったそうですが、この九九パーセントの努力というものを、私は「問題意識」だと考えています。

商品が売れれば売れるほど重要になってくるのが、アフターセールスサービスです。

これからのブランドに求められる総合力の八つの要素

  1. 商品開発に関する創造力と企画力
  2. 販売網を拡大・進化させ、なおかつそれらを統率・管理する能力
  3. 顧客を満足させる総合的なサービスを提供する能力
  4. PR・マーケティングの一貫性を維持しながら進化する能力
  5. 効率的製造とロジスティクスを支える技術革新とIT開発力
  6. 人材採用・養成能力
  7. 資金調達能力
  8. 会社全体に対する社会の評価と信用力

自分の頭で考え、分析し、他人とは異なる発想を導き出し、結論を得る。結論が出たら、信念を持って実践する。

リアル・ブランドの成功は、「変化しない価値」と「変化する時代に適合するファッション性」とを持ち合わせるという矛盾をいかにして克服するかにかかっていると思います。

ブランドづくりとは、不変の価値を持つと同時に、常に時代を感じさせるという、一見矛盾することを解決することだ(『IDEA HACKS!』)。

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