草間俊介『お金に学ぶ』文藝春秋
日本では「額面価格の二十倍までを限り、法貨として通用する」と定められている。だから二十円のものを買うときに、一円玉二十枚で支払っても構わない。
本当のお金持ちは金を持つ恐さをよく知っている。
知らない人が詐欺話を持ってくる。知らない人が自分に儲け話を持ってくることはない。
高利回り・高収益で低リスクの商品は世界中に存在しない。
奢られたら、御礼を二回言うのが礼儀。
買った瞬間に物の価値は六掛けになると思っていい。
先が見えないとき、わからないときは、動かないのも知恵。
「請求なければ交付なし」と心得て、必要書類は必ず請求するように。
どんなに親しい人に頼まれても連帯保証人になってはいけないし、連帯保証を頼んでもいけない。
投資も何もしなければ損はしない。そう、誤解を恐れず言えば、「投資をすれば損をする」が実態に近い。
世の中は金と女が敵(かたき)なり。
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