渡部昇一『続知的生活の方法』講談社現代新書
ナポレオンは目標点さえわかっていれば、それに向かって直進する必要はない、といったそうである。迂回してもよいし、停滞してもよい。ただそうしているうちに志が消えてしまうことさえなければ。
カントは五十七歳で『純粋理性批判』を、六十四歳で『実践理性批判』を、六十六歳で『判断力批判』を、六十九歳で宗教論を書いているのである。
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