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2010年4月 8日 (木)

高橋邦治『商いのルール』アスカ

商人はみんな24時間頑張っています。でもから回りして結果が出ないのです。それは、自分が何をやろうとしているのかを、はっきりしていない、はっきりさせていないのが原因なのです。

大きな町には小さな店をつくれ、小さな町には大きな店をつくれ!

日本に、スーパー理論、チェーンオペレーション理論が導入され始めたころから、「お客様」という概念が薄れていったのです。

あなたの店では、今までのようにお客様に来てもらうために、何か今までと違ったことをやっていますか? お客様がはっきり感じとることのできることを。

お客様の変化に対応して変わっていかないといけないのです。

魚釣りの好きな人は、「どのような仕掛けをしたら狙った魚がよく釣れるか」を常に研究しているはずです。

固定客をたくさん持つということは、経営の安定ということに直結するからです。

商売とは、お買上いただいたお客様に100%以上の満足を与えることなのです!

原因がわかったら解決しないことは何もない。

何でもことには訳(原因)がある! 売上が下がってきたら、すぐ原因を究明する姿勢を持つことです。そして、修正して実行することです。

重要なことは、売上を額だけで捉えないで売上点数、数量という視点から考えてみることです。

市場は何も変わっていない!

日産はトヨタばかりを見ていて国民(お客様)のほうを見ていなかった!

やろうと決意しなければ、何も始まらない。やるからには一気に徹底的にやる。

気のついたこと、気になったことはすぐ手を打たないといけない!

「売れなくなった!」という店は、あなたの店の品揃えが良くないからだ! と思うべきです。

「歴史に学ぼうとしないものは大局を見失い、誤ることが多い」というようなことを聞いたことがあると思います。世界史という歴史、日本史という歴史だけが歴史ではありません。自分史という歴史、企業史という歴史、店史という歴史があなたのすぐ傍にあることを忘れないで欲しいのです。

いつも同じ流れだけの店ではつまらないからです!

「何でも意見を言ってください、聞く耳を持っていますよ!」というメッセージを送り、提案でき、何でも自由にできる店風にすることが重要なのです。

不景気とはこれまで遊んでいた店主が忙しくなり、忙しかった店員が暇になることだ。

楽しいことは忙しいこと、辛いことは暇で手持ち無沙汰なこと。暇だと感じているということは、目標が曖昧で、それを達成するために創意工夫をさせるように仕向けていないからだと思います。

「上げたり下げたり」が商人の手腕なのです。

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