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2010年8月14日 (土)

ラム・チャラン『徹底のリーダーシップ』プレジデント社

長いトンネルを抜けたところにぽっかりとパラダイスがある。でも、そこにいられるのは一日だけ。そのあとにまたトンネルがずっと続いている・・・・・。

僕は、経営者の究極の役割は、会社を潰さないことだと考えています。

商売の本質は、どれだけはやく、どれだけ多くキャッシュを得るかです。

経営はまず結論ありき(ハロルド・ジェニーン)。

経営者は、重点を損益計算書から貸借対照表にシフトさせなくてはならない。意識しているといないとにかかわらず、キャッシュを確保することは、ほとんどすべての会社にとって、最も重大な課題である。

キャッシュの源は三つある。ひとつは事業収益、もうひとつは運転資本(在庫、売掛金)、そして資産売却である。この三つすべてを積極的に使わなくてはならない。売り上げは、利益率だけでなく、在庫現金化の速度、代金回収の速度という観点から評価しなくてはならない。

「最悪のシナリオ」を前提に、キャッシュベースでの損益分岐点をできるだけ早く引き下げておく。

ある製品の在庫が日々積み上がっていることがわかれば、それが手元資金をさらに減らすことになる前に手を打つことができる。

最も重要なことは、全体的な傾向をつかむことだ。

社内の対話は部門横断的に行う。

予測や見通しといったものは、いま何の意味もないように見えるだろう。しかし、経済はいつかは回復する。そのとき、市場は最高の状態に、競争相手は最強の状態になっていることを想定して備えなくてはならない。

社員は、リーダーが塹壕の中で自分たちとともにいることを望んでいる。

投下資本利益率(ROI)だけで判断するのは不十分だ。選別したプロジェクトが、どのようにキャッシュフローをもたらすのかを掘り下げなくてはならない。他のプロジェクトと比べてROIが低くても、早期のキャッシュリターンが見込めるプロジェクトを優先すべきだ。

在庫部品の五〇%は、売り上げの五%にしか貢献していない(50対5の法則)。

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