渥美俊一『商業経営の精神と技術』商業界
ビジョンとは、今は到達できそうにもない、高遠なる到達点のことである。
極端にいえば、全労働時間中の八割を仕入れにかけるべきなのである。
接客会話がいくら上手でも、それは市場創造にはならない。また、客が口頭で言ったことを、そのまま信じてはならない。買ったか、買わないか、という最終的な購買意思決定の結果がどのように表われてきているのか、それだけが唯一の、そして最大の信じられる情報なのである。
外回りをすることによってしか、本当の売れ筋、大多数のお客が満足する品揃えを見つけることはできないのである。
仮に売上高や在庫高を二割以上増やし続けた場合には、三年目あたりに、決算上絶対に数字のつじつまが合わなくなる。
江戸時代からいわれている〝元は五年間でとる〟。
すでにできあがっている組織管理論という、組織づくりについての人類の経験法則を体系化した理論の原理と原則とを学ぶことである。
世の中に役立つ技術とは、商業の世界でも、工業の世界でも、サービス業の世界でもすべて生涯にわたって、腕をみがき続けることによってしか身につかないものなのである。
比較したい相手の数値というのは、三種類ある。第一は、わが社の平均値である。第二は、前年同期数値、または前年同期累積値であり、第三は業界の平均値である。
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