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2010年9月29日 (水)

田辺昇一『社長のこころ』タナベ経営EC出版部

いったん自分の財布の中に入ったお金を他人に配分する度胸がないものは経営者になれない。

考えは胸の中では通じない。紙に書くことである。

会う人、皆お客という名句があるが、顔の見えないお客さまに対しての電話のかけ方、大事なお客さまのお名前を書き損じたり、荒っぽい手ぬかりは信用を落とし、一人の客を失うことは百万の客を失うことになる。

高圧的な態度を最もきらい、避けるべき態度である。

100-1=0

一回きりと考えるところに真剣さが生まれる。

わたしはどんな小さなことでも、お世話になったことはいつまでも忘れないこと、そしてお世話したことは忘れることにしている。

なんでも上達しようと思えば、①素質②よい師匠③訓練、この三つの条件がそろうことだ。

アイデア、やる気、厳しさ、この三つで会社の勝負は決まる。

いつまでも落ちたゼムピンを拾おうとしない無神経さ、いつも美しさを維持することが、たしなみというものだ。

コンサルタントは知識を売るのではない。判断を売るのである。

理論より体験談が喜ばれる。

大事なお金は元本保証で小さな利息を長い年月で積み上げてゆくことが賢明でしょう。

利益の第一は、価格である。第二は、数量である。第三は、経費である。第四は、回転率である。

心のこもらぬ行為は人望を失う。

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