池井戸潤『10億円借りたいなら決算書はこうつくれ!』ダイヤモンド社
借りるには、どうすればいいか
- まず本業を黒字にすること。
- 販売先が一社に集中してしまったり、「あそこが潰れたらうちも危ない」という状況にならないよう、あらかじめ回避すること。
- 自社の強みと弱みを把握し、「選択と集中」を考えた経営をすること。
- 既存職種に安穏とせず、先を見越した新規事業を常に考えること。
- 将来に備え、社員を育てること。何より社長の後継者を育てること。
メーンバンクが支援してくれる〝困ったとき〟とは、企業が発展する上で必要不可欠な資金が不足しているとき、です。
赤字。特に、2期以上の連続赤字のときには銀行が貸してくれない。いまやそれは常識です。
財務内容評価80、今期の見込み20。試算表ベースで黒字、今期の見込みも黒字のとき、かなりの確率で融資は成立します。
非製造業であれば月商の3ヵ月分、製造業であれば月商の6ヵ月分が融資の上限といわれていました。
10億円借りられる決算書を作る10のポイント
- 遊休資産の整理は、庭の草取りみたいなもの
- 「流動資産>流動負債」になっているか?
- 短期よりも長期資金で借りる
- 固定資産と資本金のバランスが崩れていませんか?
- 資金需要と借入金をマッチングさせるという考え方
- 建物を長期借入金で賄い、機械をリースで賄う
- 低金利時代は固定レート7割、変動レート3割で借りる
- 月商の3ヵ月分を現金や預金で持っておく
- 借入金が10年分のキャッシュフローよりも大きかったらヤバイ
- 増えなくてもいいから、減らないものにしてください
最近のコメント