フォト
無料ブログはココログ

amazon

« 本日の映画 | トップページ | 柴山政行『できる人の会計思考入門』三笠書房 »

2010年10月24日 (日)

中村亨『「俯瞰」でわかる決算書』ダイヤモンド社

売上総利益率といのはとても重要で、そのビジネスモデルそのものを表しているともいえます。売上を100とした比率で売上総利益率を算出し、その会社のビジネスモデルをイメージする(ビジネスモデルの違いが売上総利益率に表れる)。

ビジネスモデルがほぼ近いと考えられるいわゆる「同業他社」であれば利益率を比べて2つの会社の優劣を論じることには意義がある。

中小中堅企業・成長企業では、売上が大切だというのが、私の持論です。こういった企業では、コスト削減などで出せる利益はたかが知れています。

■決算書を俯瞰して読むための手順

  1. 要約する(近いものを寄せ集める)
  2. 捨てる(単位を切り捨てる、下三桁を切り捨てるなど)
  3. 比べる、比率を出す(必要な情報をあぶりだす、百分率で表す)・・・比べ方には、時系列比較、他社比較があり、時系列比較には年度比較と前年同月比較があります。比較する際には、必ず増減額(差異)を算出し、増減率を出します。おおむね増減額なら売上に占める割合が五%以上、増減率なら三〇%以上なら要チェックと考えておけばよいでしょう。
  4. ブレイクダウンする(「なぜ?」と問いただし、原因や理由を究明する)

■CFはどこがプラスになっているかでその企業を判断できる

          成長企業   安定企業   衰退企業

営業CF       ▲        +       ▲

投資CF       ▲        ▲       +

財務CF       +        ▲       ▲

« 本日の映画 | トップページ | 柴山政行『できる人の会計思考入門』三笠書房 »

経営分析」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 中村亨『「俯瞰」でわかる決算書』ダイヤモンド社:

« 本日の映画 | トップページ | 柴山政行『できる人の会計思考入門』三笠書房 »

2024年10月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

最近のトラックバック