安田佳生『検索は、するな。』サンマーク出版
人は興味あるものは見るが、興味がないものは目に映っていたとしても見てはいない。自動的にその情報を遮断してしまっているのだ。
自分がオーナーになったつもりでクライアントの会社を見るように。
社員の一人に「いつか自分が、ワイキューブの社長を引き継ぐ」と言われたとき、ぐっときた。そのとき何がぐっときたのかといえば、ただ社長になりたいのではなく、ワイキューブで生きていくと決意してくれていたのが嬉しかったのだ。
ぐっとくる会社があるように、人にもぐっとくる人と、ぐっとこない人がいる。その違いは、あと一段、階段を上るために何かを捨てる覚悟をしているかどうか、だと私は思う。
たくさんの情報を集めて、思いつく限りのアイデアをまず出さないと、余分なものを削るという次のステップに進めないからである。
アイデアとはゼロから生み出されるものではなく、そこにあるが誰も気づいていないものをちゃんと見つけることだ。
考えてできるようになった人には、人のプロセスが見えるのである(落合がイチローに指導)。
大切なものは、目に見えない(『星の王子さま』)。
失敗というのは「かけ算のゼロ」のようなものだ。ゼロがひとつでも入っていると、かけ算はすべてゼロになるように、失敗のポイントがあると、他にどんないい条件があっても失敗してしまう。
何のためにマナーがあるのかといえば、周囲の人に不快感を与えないためである。マナーとは相手のためにあるものだ。
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