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2011年1月 9日 (日)

小宮一慶『財務諸表を読む技術わかる技術』朝日新書

財務諸表は「安全性」「収益性」「将来性」の順番で見る。なんと言っても、「安全性」が一番大事です。会社がつぶれてしまっては元も子もないからです。

固定資産の多い会社は自己資本比率が20%以上必要であり、流動資産の多い会社は15%ぐらい、10%を切るとどんな会社でも過小資本になる。

売掛金と手形のどちらが安全かと言うと、圧倒的に手形のほうが安全です。

手元流動性=[現預金+すぐに売却できる資産+すぐに調達できる資金(銀行の借入枠等)]/月商(=年間売上高÷12)

  • 中小企業 1.7ヵ月
  • 中堅企業 1.2~1.5ヵ月
  • 大企業 1ヵ月分

安全性を見る順番。大原則は、「お金」に近いところから見ていくということです。順番で言うと、①手元流動性、②当座比率、③流動比率、④自己資本比率の順になります。

投資CFを見るポイント。①固定資産の取得による支出≧減価償却費、②「3ヵ月超の財務投資」(定期預金、有価証券)

投資CFの3つの意味。①3ヵ月を超えるファイナンス的な投資、②現事業を維持するための投資、③事業拡大のための未来投資。

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