中山裕一朗『「崖っぷち会社」が生まれ変わった3つの方法』フォレスト出版
小さな会社の97%が「成熟・衰退産業」ということです。
ノウハウをオープンにすることは、お客さんに約束することです。「私の会社は、あなたにお伝えした技術ノウハウを駆使して商品を作っています。商品は品質に優れ、安全・安心に使ってもらえます」。そうお客さんに約束することになります。
ノウハウをオープンにすると得られる、七つの効果
- 日本経済新聞、業界誌に取材された
- 業界誌に連載ができた
- 会社をPRできた
- 会社の信頼度が上がった
- 他業種のお客さんとコラボレーションできた
- ライバルから尊敬され、ライバル会社がお客さんになった
- クレーム、トラブルが好きになった
普段当たりまえのようにしている仕事は、それが「ノウハウ」だと気づきません。
三秒でわかるマニュアル
マニュアルを作るときに、もうひとつ忘れてはならない大切なことがあります。それは、「何をするのかではなく、なぜそれをするのか」を社員に伝えることです。
ノウハウには、「何をいうか」よりももっと重要なことがあります。それは「どの順番でいうか」です。
もしあなたが提供するモノがブランドでなければ、それはコモディティ(何の差別化も打ち出せない、ありふれた商品)にしか過ぎない。そしてコモディティの世界では価格こそがすべてであり、低価格の生産者しか生き残れない。(コトラー)
売れるネーミングの一つに、「日本語+カタカナ」という法則があります。そして、日本語の部分は「おいしい」「楽しい」など人の感情を入れると効果的です。
いい人材が集まらないのは、会社の規模が小さいからでも会社のステータスがないからでもありません。会社に魅力がないからです。ブランド商品をつくることで会社は魅力的になります。
« シドニー・フィルケルシュタイン『名経営者が、なぜ失敗するのか』日経BP社 | トップページ | 浦田健『空室が満室に変わる究極の方法』日本実業出版社 »
「マーケティング」カテゴリの記事
- 橋本和恵『誰でもアッという間に不思議なくらい商品が売れる販売員の法則』大和書房(2022.05.29)
- ハリー・ベックウィス『「買いたい心」に火をつけろ!』ダイヤモンド社(2022.03.29)
- 丹羽英之『1万人が実践している 売れる店長の全技術』かんき出版(2022.02.09)
- 佐藤元相『1回きりのお客様がリピート客に変わる! お客を呼ぶ!スゴい仕掛け』(2021.12.14)
- 福永雅文『世界一わかりやすいランチェスター戦略の授業』かんき出版(2021.12.07)
« シドニー・フィルケルシュタイン『名経営者が、なぜ失敗するのか』日経BP社 | トップページ | 浦田健『空室が満室に変わる究極の方法』日本実業出版社 »
コメント