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2011年2月26日 (土)

ボストン・コンサルティング・グループ『なぜ安くしても売れないのか』ダイヤモンド社

消費者の求めるものや方向性について、本物の洞察を得られるまでに消費者を理解するのは、簡単なことではない。だが、それ以上に難しいのは、その洞察を翻訳して行動に落とし込むことだ。

最後に、何よりも大事なのは、今すぐ手を打つことである。つまり、イノベーションを起こすということだ。イノベーションに取り組むとは、具体的には、刷新や変革の波を三~五年の間隔で連続的に打ち出すことだ。

私はいつも、ちょっとしたチェックリストを持ち歩き、町やショッピング・モールで新商品を目にしたら、それでチェックすることにしている。リストには、こんなことが書かれている。

  1. この商品には、はっきりとした技術面、性能面、感情面のベネフィットがあるか。
  2. 消費者ターゲットは明確か。
  3. 消費者をはっとさせるような店頭ディスプレイが施されているか。
  4. 継続的なイノベーションのパターンはあるか。
  5. 消費者が買いたくなるほどの深い思い入れをもてるか。

ここでもう一度、読者に実行してほしいことをまとまておこう。

  1. 市場が動いてからでは遅い。先を読んで動こう。
  2. 自社製品を設計から見直し、不満の原因を取り除こう。
  3. ワンランク上と下のセグメントにおける顧客にとっての価値を探し求めよう。
  4. より安く、より優れた、より価値のある、よりよい製品・サービスをたゆまず模索するよう、社内を鼓舞しよう。
  5. 心を白紙にし、アウトサイダーの目で自社カテゴリーを問い直そう。
  6. 精力的に、執拗に目標を追求しよう。

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