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2011年3月 8日 (火)

コーネリス他『戦略とは何か』東洋経済新報社

戦略とは、持続的競争優位性を達成するためのポジショニングを構築することである。つまり、どの業界でどのような製品・サービスを提供するか、そしてどのように資源を配分するかなどの選択をすることこそが戦略なのである。戦略の最終目標は、顧客に価値を提供することで、株主をはじめとするステークホルダーに対する価値を創造することである。

戦略と、業務効率の改善に焦点をあてた手法や経営理念には決定的な違いがある。双方とも競争優位には不可欠だが、経営手法を応用する際には競合他社よりも優れた手法が求められるため本質的に「戦術的」であるのに対して、戦略は競合他社と異なる方法で行うことに焦点があてられる。

提供する特定の製品・サービスをたえず持続、育成、改善しないかぎり、その価値は時間とともに低下していく、は単純ではあるが、きわめて重要である。

戦略立案は、全社レベルと事業単位レベルで行われる。

戦略を作成する際には、「いまどこにいるのか」「どこへ向かうべきか」「どうやってそこへたどり着くか」という3点を中心に立案プロセスを進めることが重要である。

すべての消費者を満足させるという偉業を成し遂げた企業はほとんどない。特定の活動に焦点を絞り込み、それを他社よりうまく行うことで成功した企業がほとんどである。

効果的な戦略を立案することとは「何に集中するか」だけでなく、「何をすべきでないか」を選択することでもある。

イノベーションとスピードは、過当競争市場で成功するための第一条件である。

最も深刻な失敗は、間違った答えを出すことではない。本当に危険なのは、問うべき質問が間違っていることである。(ドラッカー)

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