小山昇『社長の決定 経理改革編』株式会社武蔵野
良い会社、悪い会社はありません。あるのは、良い会社か悪い社長かです。
会社の成長は粗利益率で決まる。
売上の成長率にすると「安易に安く売る」。
社長は、まず、黒字であるかどうか。黒字なら問題ない。赤字の時だけ対策を打てば良い。次に、黒字なら前年と比べてどうか。前年並みに利益が出ていれば問題ない。この2つです。
経営判断をするのに必要な数字は、95%の正確さで充分です。月次のデータがすぐにわかれば、あとの処理はゆっくり正確にやれば良い。
会社は、組織ごとに数字で個別管理できる仕組みにすることが大切です。
皆が大丈夫だと安心している時のほうがコワイ。皆が注意している時が一番安全です。
今と同じやり方では無理です。だから新しい仕組みを勉強して導入します。その最良の手段は、ベンチマーキングです。真似をすることが最高の創造です。
自分を雇ってくれる会社が自社以外にない社長は、改革を続けるのみです。
大切なのは、「勘定科目が正しく入力されること」ではなく、「金額が正しく入力されること」です。
収益の物差しは粗利益額です。
無借金ではなく、ある程度のお金を借り、確実に返済しているという「実績」を作ることが重要です。
経営は「率」ではなく、「額」で決まるのです。
数字が人格です。
一番良い事業は、「売る前にお金をいただく」ことです。
社長、銀行の言われるまま経営すると会社がダメになりますよ。
« 本日の映画 | トップページ | 池永章『月収100万円超 社長のルール』アスカ »
「会計読み物」カテゴリの記事
- 渡邉泉『会計学の誕生ー複式簿記が変えた世界』岩波新書(2022.02.27)
- 日野上達也『あなたの会社は必ず黒字化できる! 社長のための「儲けを出す」50の心得』ダイヤモンド社(2022.02.18)
- 田中弘『「書斎の会計学」は通用するか』税務経理協会(2020.08.02)
- 金子智朗『新・会計図解事典 会計がわかる人だけが手にするもの』日経BP社(2016.07.13)
- クラス・メランダー『ビジネスパーソンのためのスウェーデン式会計力のレッスン』Discover(2015.11.14)
コメント