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2011年4月14日 (木)

内田和成『コンサルティング入門』ゴマブックス

経営コンサルタントの場合、分析とは、ひと言で表現すれば「仮説を検証するため」に行うものである。

意思決定でありがたい情報とは、今ある選択肢を狭めてくれるものなのだ。

実験する前に論文を書け。実験は、最初に頭の中で仮説を描いて、それを検証するためのものであったということだった。

分析の結果、問題を把握するのではなく、先に問題の仮説を立てて、それを分析で検証するほうが望ましいということが、第一のポイントだ。

4つの定量分析

  1. 比較・差違
  2. 時系列
  3. 分布
  4. 因数分解

異常値に注目することは、とても大事なことなのだ。

相手のプライドを傷付ける言い方をしてはならないということだ。

まず、答えだけをもらおうというのでは、虫が良すぎる。必ずこちらから先にネタ、すなわち相手にとって有益な情報を提供すること。これは基本ルールである。

コンサルティングの世界では、先に結論から入り、次になぜならば、と理由を述べていくアプローチを取ることが多い。欧米のスタイルである。

コンサルティングを行なう際に最も重要になるのが、顧客のニーズを的確に把握し、それに対する答えを出すこと-これに尽きる。

ここで重要になるのが「その答えは実行に移せるものでなくてはならない」ということである。

最初の立ち上げと最後の締めの段階がとても難しい。

若手のコンサルタントは、プロジェクトが実際にスタートする前に5年分の業界紙を読破しろ、と言われます。

コンサルタントは第三者のアウトサイダーゆえに価値があるわけですから、第三者としてのスタンスは常に忘れてはいけません。

夜に問題点についての議論があって、朝一番にはその答えのメールが入っていたら、クライアントは、我々がとても気持ちを入れて仕事に取り組んでいると思ってくれます。

相手の立場でモノを見ることが重要だ。

普通の人の気持ちがわからなければ、良いコンサルタントにはなれない。

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