村井哲之『コスト削減の教科書』ダイヤモンド社
伸びている会社で働く従業員たちには、経営者や管理職と同じレベルでコストが見えていました。
まとめて買えば安くなる。
電気もガスも水も基本的には「まとめて買えば安くなる」「長期間使う約束をすれば安くなる」が通用する世界であるとの認識が大事です。
大事なことは、「うちはよくしてもらっている」と思うのではなく、常に「隣の会社はどうなのだろう」と考え続けることです。
上から言われたことではなく、「自分たちが考えたことならば徹底できる」。
「調達→運用→設備改善」の順番を死守してください。
投資をするならどんなに遅くとも2年で確実に回収できるもの。
過去の経費データを徹底的に収集・分析し、コスト構造の「全体像」を描き出すこと。
まずコスト構造の全体像をつかむことです。それは決算書を見てもわかりません。水道光熱費や一般管理費として一緒くたになっているからです。まず、以下に分類。
- エネルギーコスト(電気代、都市・プロパンガス代、上下水道代等)
- オフィスコスト(通信費、コピー代、家賃、ビルメンテナンス費等)
- オペレーションコスト(パート人件費、商品ロスに伴う経費等)
「約款」は法律ではありません。そこには常に話し合いの余地が残されているのです。
エアコンの設定温度を1℃上げるだけで(夏期)、電力消費は10%削減できます。
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