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2011年6月27日 (月)

岡健一『1時間で経営が変わる 社長の会計学』総合法令出版

私の知る限り、多くの経営者は倒産寸前になるまで自分の会社が危ないことに気づかず、そして気づいたときにはすでに手遅れになっています。

そもそもなぜ税理士は「先生」なのでしょうか?

財務キャッシュフローとは、負債と純資産に関わるお金の出入りを把握するものです。

早く危険に気づくことが生死の分かれ道です。

現金と預金を合計して、2、3ヵ月分の支出相当額があるのであれば、その期間は無収入でも倒産しないわけですから、まずは安心と言っていいでしょう。

全体のキャッシュフローが赤字になっている場合、それはたいてい2つのパターンに収まります。①営業キャッシュフローが赤字になっているか、②財務キャッシュフローが赤字になっているかです。

資金調達の原則は「増やす」か「短くする」かです。わかりやすく言えば、入金金額自体を「増やす」か、入金までの要する時間を「短くする」ことが、会社に滞留するキャッシュの上昇に役立ちます。

資金調達のポイントが「増」、「短」であれば、コストダウンのポイントは逆に「減」と「長」になります。

検収を早めてもらうことが、回収のスピードアップにもつながります。

不良在庫であれば、普通には売れなくても、オークションに出せばなにがしかの現金が手に入るかもしれません。

私が企業再生を手がけてきて感じていることは、ちょっとした時間があるかないかで倒産が決まってしまうということです。

スピードが利益を生む。

コストダウンでは、社長は、金額の大きなところから順番に手をつけてください。

人と相談するときに一番いいのは、積極的な人と消極的な人と、2つのタイプの意見をあわせて聞くことです。

「もっと早く相談してくれれば手の打ちようがあったに違いない」といった相談が多いのです。

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