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2011年7月 7日 (木)

宮内正一『小さな会社のための正しい「リスケ」の進め方』同文舘

「一時的に赤字は発生しても今後は業績の回復が見込める」「少なくとも営業利益やキャッシュフローは黒字にできる見込みがある」という中小零細企業は、事業を継続すべきです。

本書におけるリスケでは、「1年間元金返済をゼロ(または融資1本につき1万円)にすること」をお勧めしています。

銀行員は、社長の会社が生み出すキャッシュフローでは返済できないということを知っています。その確認方法が、毎年の決算書の精査です。

キャッシュフローで銀行の元金返済ができる状態か否かを注視します。Bはいわゆる年間のキャッシュフローです。Aの銀行への元金返済は全てBのキャッシュフローで賄わなければなりません。

  1. 銀行の返済明細表から、1年間の元金返済額の合計を出す・・・・・A
  2. 決算書の損益計算書の「税引後当期利益」に「販売費及び一般管理費と製造原価報告書の減価償却費」を足す・・・・・B
  3. AとBのどちらが多いか見比べる

社長の与信額は、簡単に計算できます。

  与信=社長が銀行から受けている融資額-社長が銀行に差し入れている担保の価値

時価の評価は、金額の大きい順に並べると、概ね次のようになると考えられます。

  時価≧公示価格と基準地価>路線価>固定資産税評価

5ヵ年の予想損益計算書の2~3年目以降のキャッシュフロー予測金額で、10年以内で完済できるペースが見通せるのであればOKです。無理をして、3年や5年で全てを返済するというキャッシュフロー計画は必要ありません。これは、「中小企業再生支援協議会」という公的な中小企業を支援する団体が提示している「事業再生」の基準にある、「有利子負債の対キャッシュフロー比率が、計画期間終了時点において、概ね10倍以内」という考え方に一致します。

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コメント

著者です。拙著が引用されているので、びっくりしました。勉強家なんですね。

はじめまして、先生。
ご登場、ありがとうございます。

勝手に引用してすいません。読みごたえのある良書
ですので、本当はもっと引用したかったのですが。。。

また先生の本を読んで、勉強させていただきます。

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