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2011年7月 4日 (月)

小澤善哉『企業にこっそり教えるだまされないためのIFRS対策の本』東洋経済新報社

IFRSには、会計基準本体であるIFRSとは別に、解釈指針であるIFRICとSICというものがありIFRSの実務上の解釈としては、このIFRICとSICだけが唯一IASBにより公式に権威を認められた公表物とされています。

IFRSがわが国で強制適用された場合には、ASBJの存在意義は半減してしまうことが予想されます。

会計基準では、会計ルールの大筋だけを決めて、細かい運用は現場、すなわち決算書の作成者である企業と、監査人である会計事務所の判断に任せるというのがIFRSが採用する原則主義の考え方です。原則主義のもとでは、結局、審判である会計事務所の判断がもっとも重視されることになります。

IFRSと日本基準との問題となる一部の項目とは、減価償却、売上、引当金、連結、M&A、金融商品、退職給付そして決算書の表示などであり、どれも重要な項目ばかりです。

わが国では、「連結先行」という考え方をもとに、個別財務諸表にはIFRSは適用せずに日本独自の基準をそのまま適用し続け、連結財務諸表にのみIFRSを適用する方針です。

IFRSでは、「前期末の財政状態計算書」と「今期末の財政状態計算書」という2枚の絵を見比べて、その違いを集めてくると利益(包括利益)が自動的に計算できるような仕組みを採用しています。

その他の包括利益の該当項目は、相場(株価、為替、金利)の変動に伴い企業が抱える(一種の)含み損益を表わしているという共通点を指摘できましょう。

欧米社会で契約が重視されるのは、神と人類との間に契約があるとするキリスト教の考え方に大きく影響されていると言われています。ちなみに旧約聖書、新約聖書の「約」は、契約の約を意味しているそうです。

フールプルーフとは、極論すれば「とんでもないバカが、常人では思いもよらないような使い方をしても、すぐに壊れないような設計」という意味です。

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