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2011年7月30日 (土)

坂口孝則『会社の電気はいちいち消すな』光文社新書

節約という方法は、唯一お金がかからない利益向上策だからである。

社員の給料は固定費として存在するために、社員の作業を多少減らしたからといって、その分の費用が消えるということはありえない。

外注化により利益を向上できるのは、人件費という固定費を変動費化できる-暇になった社員をすぐにクビにすることができる企業だ、という「不都合な真実」が、そこにはある。

作業者が考えなくても、最適な配置・管理をするのが、管理者たちの仕事では?

利益向上のために「カイゼン」「効率化」をすすめる書籍群や人に決定的に欠如しているのは、そのカイゼンによって、どのように利益が向上していくのかという根源的な問いにほかならない。

そもそも意気込みだけでは長続きしないからだ。社員が無意識のうちに節約してしまう、あるいは、節約せざるをえない仕組みを作ることが大切だ。

努力を求める節約は、必ず失敗する。

人間の特性は、次の三つだ。

  1. 人間は、愉しいこと、自分の利益になることしか進んでやろうとしない
  2. 人間は、ルールやシステムがないと、高い倫理観を持ち続けられない
  3. 人間は、強制的にやらされることしか達成できない

在庫は減らそうとするのではなく、見せる。

上手な仕入れを行おうとするとき、三つの観点が必要になる。

  1. 安くて良いものを選定する
  2. 安く提供してくれる取引先を探す
  3. より安くできないか交渉してみる

在庫の100万円分は、寝ている間にも何かしらの利回りを期待されている。

カギは、「見える化」にある。「見える化」とは何か。難しいことではない。目標を決め、その達成度や進捗を目に見えるようにするだけのことだ。

「見える化」によって、実現すべき「利益目標」と「現状(経費実績・預貯金額・在庫数)」のギャップを埋めようと、現実を目標に合わせようとするからである。

イアン・エアーズ著『その数字が戦略を決める』によると、スターや監督はほとんど映画の興行収入に影響しない。また、脚本を統計で分析すると、かなりの確率でどれほど稼げる映画か判別できるという。

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