ウィリアム・エレット『入門 ケース・メソッド学習法』ダイヤモンド社
結論・理由・論拠
ケースは以下の3つの特徴を持つ。
- ビジネス上の重要な問題がある。
- 結論を導くのに十分なだけの情報が記述されている。
- 結論は記述されていない。
ケースの読み手は、以下のことをする必要がある。
- 文中にある情報から結論を組み立てていく。
- 無関係なもの、価値の低いものを取り除いていく。
- 欠けている情報を推論で補う。
- ケースのいろいろな部分から論拠をつなぎ合わせて結論にまとめる。
ケース・メソッドで最も重要なスキルは推論する能力といえよう。
問題の分析は、問題を定義するところから始まる。
プロセスには5つのフェーズがある
- 状況把握
- 質問
- 仮説
- 証明と行動
- 代替案と未解決の問題
マイケル・ポーターのコンセプトは、競合優位性を調べるには有効だが、製品をある価格で販売するかどうかの決定や事業のさらなる成長を目指すのに最も適した資金調達方法を選ぶにはあまり役立たない。ポーターのファイブ・フォース分析は、ある企業の属する業界の状況を述べ、説明するのに適している。
問題の分析には5つの要素がある。
- 問題の定義
- 分析
- 原因とその影響の分析
- コンセプトとフレームワーク
- 行動
不必要に実体(原因)を増やすな。(オッカム)
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