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2011年8月10日 (水)

ドラッカー『抄訳 マネジメント』ダイヤモンド社

経営管理に関する文献のほとんどが、経営管理を内から見ている。しかし本書は、課題から出発している。本書は経営管理をまず外から見、経営管理の課題にはいかなる次元があり、それらの次元それぞれにおいて、何が要求されるかということを検討している。

問うべき問は、「その組織は何であるか」ではなく、「その組織は何をしているべきか。その課題は何か」である。

すでに存在しているのもの、すでに知られているものを陳腐化しなければならない。そして彼は明日を創造しなければならない。

企業の目的は、その企業の外部にあるはずである。事実、企業は社会の機関であり、その目的も社会のなかにあるのでなければならない。企業の目的の定義は一つしかない。それは、顧客を創造することである。

「われわれの事業は何か」という問は、ほとんどの場合、きわめて答えることの難しい質問である。その問は企業を外部すなわち顧客と市場の観点から見て、はじめて答えることができるのである。

目的の定義があってはじめて、企業は目標を設定し、戦略を発展させ、資源を集中し、活動を開始することができる。

企業は、優先順位を決めなければならない。あらゆることを少しずつ手がけることは、最悪である。それは、何も達成されないということである。

あらゆる組織、あらゆる政府機関が守るべき原則は、「現在行っていることは、すべて永遠に続けられるはずのものである」という原則ではなく、逆に「現在行っていることは、かなり近い将来のうちに廃止されなければならない」という原則である。

人間は、仕事の論理と、労働の力学の両方に従って管理されなければならない。働く人間が個人的な満足を得たとしても、仕事の生産性があがらなければ失敗である。逆に仕事の生産性があがっても、働く人間が達成できなければ失敗である。いずれの場合も、長続きしない。

一つの動作や作業だけを行なわされるとき、人間はすぐ疲労する。かなり頻繁にスピードとリズムとを変えてやるとき、いちばんよく働く。

アウトプットをまず念頭において生産性を考えよ。

日本の制度ほど、強い経営者を養成しそうもないものは他にない。日本の制度は、凡庸なために選ばれ、波風を立てないように訓練された小心な人間を育成するうえでは、理想的にみえよう。日本の組織に共通の弱点は、派閥である。

自分に能力のないような仕事を引き受けるということは、無責任な行動である。

知りながら害をなすな(ヒポクラテス)。

業績とは、長期にわたって、各種の任務において、一貫して成果を生むことである。

優れているほど、より多くの新しいことを試みるからである。

人柄というものは、後で身につけることのできるものではない。

人柄とは、ごまかしのきかないものである。一緒に働く人間とくに部下には、経営管理者に誠実さがあるかどうかは、二、三週間でわかってしまう。

いかなる企業といえども、柔軟性を保ち、新しい違ったことを試みつづけるべきである。さもなくば、変化の能力が萎縮してしまう。変化しなければならないときに、たとえ小さな重要でない変化さえできなくなってしまう。

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