水谷宗弘『あなたの会社の赤字は1年で解消できる。』イースト・プレス
赤字の会社には赤字の体質がある。赤字の風土がある。
過去と他人は変えられない、変えられるのは自分と未来だけだ。
赤字の原因が自分にあると思ってもらうことです。
この会社は『改善』ではダメです、『再生』させなければつぶれてしまいます。
私がPLで一番重要視するのは、「営業利益」です。
どこで借入金の返済額を捻出しなければならないかというと、いわゆるキャッシュフロー、つまり税引後利益と減価償却費を足したもので捻出しなければならないのです。
「借入金の返済額」を考慮しないで事業計画や目標損益計算書を作成されている会社が、実はけっこうあるのです。
目標PLは「逆」から作れ!
「借入金の返済額-減価償却費=税引後当期利益目標」とすればよいのです。
経営は最悪のケースを想定して行わなければならない。
「売上が減少している」「利益が上がらない」「社員の定着率が低く、若い社員が辞めていく」などの原因も、突き詰めていくと、人の問題に行きつくのです。
目標管理とは、結果をただ数字で管理するということではありません。そこに、「人を成長させる」という思いがなければ、実は無味乾燥なものとなってしまうのです。
普通の人とお金持ちとの違いは、「目標」があるかどうか。
粗利益ではたとえ赤字であっても、限界利益でプラスであれば、場合によっては受注したほうが会社にとっては利益増加となり、メリットがある場合もあります。
私は「営業利益」を会社の最重要目標にすることが多いのですが、それは、営業利器にはすべての社員が関わっているからです。
私は業績の悪い会社の原因は「無関心」と「遠慮」だと思うことが多い。
会社で人を育てるということは無理なのです(土光敏夫)。
目標は高ければ高いほど達成率は高い!
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