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2011年9月28日 (水)

中西輝政『情報を読む技術』サンマーク出版

情報源としてごくおおざっぱにいって、ネット情報より紙媒体で出てきたもののほうが、二ランクくらい信頼度が高いように思われます。

外国のスパイが最初に入り込むのが王室。

戦争の勝敗は、軍備ではなく、むしろ情報量で決まる。

ある情報を読むときに、まず見るべきは「情報の発信者が誰であるか」です。

ユダヤ人の世界には、「全会一致は無効」というルールがあります。圧倒的支持を受けているものは、じつは危険だという発想です。

「百年に一度、決定的な嘘をつくために、九十九年間は本当のことを言い続けよ」というのが、イギリスの国家戦略の伝統といえるでしょう。「欧米人の『信用第一』というのは、いざというとき決定的な嘘をつくため」という意味です。

好ましくない情報にこそ聞くべき価値がある。自分に都合の悪い情報が耳に入らなくなったとき、その組織はもう「死に体」といっても過言ではないでしょう。

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